対イラク武力行使

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パピヨンさんへ

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/15 17:34 投稿番号: [68905 / 118550]
>アフガンで発見された書類の中にイラクとの関連を示すものが
>見つからないからといって関係はなかったというのはおかしい。
>単に証拠が見つけられないだけの話である。

  もちろん「見つからない」ことと「存在しない」ことは同義じゃありません。だから、「存在しない」ことの証明は不可能です。これは前にも話しましたっけ?
  命題が「イラクとアルカーイダが協力関係にあった『可能性』はあるか否か?」だったなら、「可能性はある」という答えが正解です。しかし、本来の命題は「イラクがアルカーイダと協力関係にあるとする告発に『信憑性』はあるか否か?」なんですよ。

  この違い、お分かりでしょうか?   たとえば裁判で「無罪」になった被告が、実は真犯人だった…という「可能性」はゼロじゃありません。このことを以て「無罪と無実は同じじゃない」と言う人も居ます。しかし問題は「無実かどうか?」ではないし、そんなことは神ならぬ身の人間には判断がつかないのです。(刑事)裁判は、被告を「有罪」とすべきかどうかを決める場であり、どの程度の証拠があれば「有罪」とするかについては、刑事訴訟法と判例、裁判官の合議によって決定されます。

  イラクのアルカーイダ・コネクション疑惑は、大量破壊兵器疑惑と同じく、米国が主張する「イラク脅威説」の信憑性をどう判断するか…という視点から検証しなければなりません。そして、どの程度の証拠があれば「脅威」だと認定するのか?、については、国際社会の幅広い合意が必要です。もちろん認定されれば、その「脅威」にどう対処するかも、十分に話し合われる必要があります。

  つまりね、「犯人である可能性がある」だけで「有罪」にはできないのと同じように、「(テロ組織と)協力関係にある可能性がある」だけでは「脅威」と認定できないってことです。国際社会が「脅威」だと認定できない国家に対して、米国が「脅威」を感じただけで武力攻撃することが認められれば、国際秩序は崩壊します。これは、何度も話てきたことですが「被害妄想によって起こされた殺人を認めれば、法も審査機関も無意味となり、社会秩序は崩壊する」ってことです。
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