対イラク武力行使

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>パピヨンのテーマ 2

投稿者: theme_from_papillon 投稿日時: 2005/04/04 20:34 投稿番号: [68287 / 118550]
>>武力行使の国際法的な条件を示しているわけではなく、このような
   事情があれば、米国がそうするのも、無理もないだろうという立場
   で述べています。

>ここで注意して欲しいことは、米国が「イラクは国際平和の急迫的脅威
  である」と断じたことです。決して「イラクは国際平和の潜在的脅威で
  ある」ではないって所ですね。


急迫的脅威か潜在的脅威かは現代では意味を失いつつあります。
軍隊を集結し始めるとかして、今にも攻撃してきそうなら、急迫的脅威で、
その兆候が大してないなら、潜在的脅威というのでしょうが、
テロ攻撃の場合は急迫的脅威を感じさせないで、天災は忘れた頃にやって
くるというスタイルをとるわけです。

それに、もう一つ重要なことを見落としています。

急迫的脅威とは攻撃の確率が高いもので、潜在的脅威は低いものと
考えてよいでしょうが、人間はそういう抽象化した二元論で行動を
起こすのではなく、危険度で判断します。

危険度というのは、大雑把に言えば次のような関係にあるものです。

(実際に起きたときの被害規模)×(その被害が起こる確率)=危険度


<<参考>>
http://www.imd-g.com/Debate_on_Iraq.htm
パピヨンのテーマ

《危機回避システムの説明》
------------------------------------------------------------------ -
例えば、ピクニックで海に行ったときを想定しよう。
ちょうどお昼になって弁当を食べることになった。原っぱの先に海が
見渡せる景観のいい場所があって、そこに腰を下ろし、足をぶらんと
下げた状態で弁当を食べるとする。

このとき、この人の脳は
「3メートル下は岩場になっているが、まず落ちることはないだろうし、
落ちても怪我はするだろうが、命に係わるようなものではない」などと
判断している。

だが、もしこれが、50メートルの高さの断崖であったらどうだろう?
そんなところに足をぶらんとさせた状態で腰掛けて、昼飯を食う者は
あまりいない。

何故か?
落ちる確率は3メートルのときと同じであるが、落ちた場合の危険の
程度がはるかに大きいからだ。

また、たとえ3メートルであっても、岩の先端が頑丈に見えなければ、
海を見下ろしながら昼飯を食うことを断念する。

何故か?
落ちても命に係わるほどの高さではないが、その岩もろ共ごろんと落ちて
しまう確率が高いので結局、この場合も危険度が高くなるからだ。

期待値というのは数学的には
(数量化されたある事象)×(その事象の起こる確率)=期待値
と表現されるもので、例えば100万円の宝くじに当たる確立が10分の1であれば、
期待値は100万円×1/10=10万円となる。

上の式にピクニックの例を対応させると   「ある事象」は「落ちたときの
危険の程度」に対応し、「その事象の起こる確率」は「転げ落ちる確率」
に対応する。
上の式の積の部分に当たるものが、脳内のどのような処理に相当するの
かは明らかでないが、ピクニックのたとえ話が、感覚的に頷けるもの
である以上、算術の積の概念に近いことは間違いないだろう。

もちろん、我々は日常の行動の中で、いちいち数学的に計算しているの
ではないが、それを感覚として、脳の中で瞬時に感じ取って行動している。

例えば、後ろから自分の横すれすれのところを自転車が通り過ぎても、
ハッとするだけだが、ダンプカーがスピードを出して通り過ぎれば、
ギョッとするだろう。
危険度の期待値が違うからだ。ダンプカーでもゆっくりと走っていた
場合はぶつかっても大した
怪我はしないだろうし、スピードを出していても、ちょっと離れていれば、
ぶつかる確率は低くなるのでどうということはない。
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イラクが通常兵器しか持たず、テロ組織もいないなら、
危険度は低いのですが、大量破壊兵器とテロ組織の存在が
危険度を高くしています。

それに、急迫的とか潜在的とか、米国は目先のことだけを考えて行動する
のではありません。
大量破壊兵器を作り出せる科学技術の発達した世界で、テロ組織と
結びつく可能性の高い個人的恐怖独裁国家を放っておくことはできない
という、未来世界では常識になっているであろう先鋭的な概念を導入した
政策を取っているのです。つまり未来を切り開く役を演じていると言って
いいでしょう。
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