エバンゲリカル・ナイトさんへ
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/03 11:20 投稿番号: [68205 / 118550]
>問題は国際社会では依然として自力救済しかないということです。
国連の平和維持能力が脆弱であることは確かです。もし、それが完璧であったら、各国は自衛のための武力すら所持する必要がなくなるのでしょうけどね。でも、国家主権の尊重という大前提の前では、とりあえず「侵略戦争を防止する」能力だけで満足するしかありません。
したがって、犯人不明のテロに関しては、国連の管轄外です。「外国勢力によるテロの可能性が高い」とする証拠の提示がなければ、国際社会は何の対処もとれないのです。そうでなければ、国内の反政府勢力によるテロや「自作自演」テロまでもが、敵対国攻撃の理由になってしまいます。
パピヨンさんは「犯人不明のテロを受けたら、敵対する独裁国家に先制攻撃するのは当然」という主張をされています。私は「そんな事を許したら、国連がかろうじて保っている『侵略戦争防止』の能力まで失ってしまう」と言っているのです。
米国はテロ被害の責任を、敵対する独裁国家に押し付ける前に、テロ防止のための国内体制に不備はなかったか?、そして、テロが発生したとき、テロ犯をある程度特定するための捜査、証拠集めに最大限の努力をしたか?…ということが問われるべきでしょう。
一連の論争の中でも明らかとなったように、米国の防空体制は、わずか19人の、たいした武器も持たないハイジャッカーによる自爆攻撃すら防げない…という脆弱さを露呈しました。このことは、911事件がアルカーイダのようなテロ組織(たいした組織ではなさそうですが…)でなくとも実行可能であったことの証明です。
つまり、カギもかけず、ドアを開け放して外出し、「正体不明の泥棒に入られた」と騒いでも、警察は「おてあげ」だってことですよね。空き巣が部屋に自分のパスポートでも置き忘れてくれない限り、犯人特定は困難でしょうし「狂言泥棒」の可能性だって捨てきれないことになります。
自国の防衛能力、捜査能力の不備を棚に上げて「国連はアテにならんから、自分たちが先制攻撃で自国の安全を守るんだ」なんて主張が、いかに暴論であるかご理解ください。
これは メッセージ 68174 (evangelical_knight さん)への返信です.
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