対イラク武力行使

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パピヨンのテーマへの反論9のRES

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/03/06 11:58 投稿番号: [66467 / 118550]
>共産主義国家が癌細胞のごとく増え続け、勢力が拡大していけば
>最終戦争にまで突き進むことになるという危惧があった。

  アジェンデ氏やチャベス氏は共産主義者じゃありませんよ。それに、共産主義国家は巨大な「独占企業」のようなもので、自由主義諸国の企業戦略にとっては「敵(商売仇)」ですが、他国の国民にとっては「敵」じゃないのです。

  ウルグアイ・ラウンドやアジア通貨危機などを通じて、自由貿易が第三世界の産業や社会資本を破壊するメカニズムも衆知されることになりましたが、後開発国にとって、共産主義は他国の優勢な資本による自国の蹂躙を阻止するイデオロギーでもあったため、特に第三世界では歓迎されたのです。

  それらの後開発国が独裁体制になったとしても(いわゆる「開発型独裁」と言われる政体です)、自由主義諸国の軍事的脅威にはなりません。そして「開発型独裁」で民族資本や国民産業がある程度成長すれば、規制緩和による資本交流も可能になり、国民の政治的権利も向上するでしょう。中国の「自由化」「民主化」はそのようなプロセスを辿っているように見えます。

  共産主義体制が「好ましい」か「好ましくない」かは、それぞれの国民が評価することですが、共産主義国家が「危険」という認識は、多分に「商売仇のプロパガンダ」が影響しています。ソ連が軍事力の分野でも、農業や重工業の分野でも米国資本にとって強力なライバルだったことから、意図的に流布された、偽もしくは誇張の脅威に捕われて、特定のイデオロギーを敵視するのは、理性的な姿勢じゃありません。イスラム教を憎悪し、イスラム神聖政権を危険視する昨今の論壇も、同じ「罠」にはまっているのでは…と私は見ています。
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