見よ!
投稿者: reon2001 投稿日時: 2005/01/28 11:41 投稿番号: [63057 / 118550]
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「
朝鮮の友に贈る書
」
序
私の知れる、または見知らぬ多くの朝鮮の友に、
心からのこの書翰を贈る。
情の日本は今かくするようにと私に命じている。
私は進み出て、もだし難いこの心を貴方がたに話し掛けよう。
これらの言葉が受け容れられる事を、私はひそかに信じたい。
もしこの書を通して二つの心が触れ得るなら、
それはどんなにか私にとっての悦びであろう。
貴方がたもその淋しい沈黙を、私の前には破ってほしい。
人はいつも心を語る友を求めている。
特に貴方がたの間においては、
人間の愛が心の底から求められているのだと、
私は思う。
かく想う時、どうして私はこの訪れを果たさずにいられよう。
貴方がたもこの書翰を手にして、
私に答える事を躇っては下さらぬであろう。
私はそれを信じたい。
柳
宗悦
1920年
「
民藝四十年
」
岩波文庫
1889年
海軍少将を父に、嘉納治五郎の姉を母とし、麻布に生まれる。
水尾比呂志
「評伝
柳
宗悦」
筑摩書房
これは メッセージ 63027 (syoumenkyousi さん)への返信です.
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