>国連高級諮問委員会報告書
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/12/01 17:01 投稿番号: [58649 / 118550]
さすがコメントが早いですね。エトさん。
まず若干の指摘から始まり恐縮ですが、
>(しかしこの中にフランスがいないのが不思議ではある・・・)。
フランスのメンバーはいます。
Robert Badintier氏がそうです。
以下の高級諮問委員会のサイトでご確認下さい。
http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=84&Body=xxxxx&Body1=
ネット上ではまだ報告書の全文が公開されていないようですが、僕の手元にあるものをざっと一読した感じだと、チャレンジングな提言を行うことをたいへん嫌っていたアナン・パンヤラチュン氏が委員長を務めていた反面、内容を意欲的なものにしようと苦心した後も見られる報告書になったかなぁというのが全体的な印象です。
まだ、ざっとしか読んでないので細かいコメントはできませんが、エトさんの
>>
この報告を受けて世界が、日本がどのような行動指針を設けるのか。常任理事国入りする日本は、緒方さんという個人のカリスマにおんぶにだっこすることなく独自の国家戦略を提示しなければらない。
>>
とのご指摘について一言。
実は、今回の高級諮問委員会の議論を、日本はかなり手助けしてきました。日本政府は本年を、安保理常任理事国入りのための重要な土台をつくる年として認識しておりますので、その認識の下、どの国よりも高級諮問委員会の議論を支援したんです。
そして、高級諮問委員会のメンバーではないが、外から日本人の有識者がオブザーバーとなり、報告書に盛り込むよう様々な提案をしたんです。
代表的なものが、「平和構築委員会」の新設案ですが、これは完全に日本人のある有識者の方の案が盛り込まれたものです。僕はその方のお名前を知っていますが、緒方さんだけが今回、国連改革の分野で活躍したというわけではなく、見えないところで、かなりの日本人の有識者の方々も関わっています。
日本がこれだけ真剣に高級諮問委員会の議論を支援した背景として、日本が安保理常任理事国入りしたとしても、国連が行う国連平和活動(ブラヒミが提案したPKOとPBOを包括した概念)に日本が憲法を変えずに参加するには、制裁的な措置しか定めていない国連憲章第7章の下の体制の中に、紛争の予防・再発防止も視野に入れた非軍事分野の活動がより戦略的に運用できる場所を安保理内に設けなければならないという問題意識があったからです。
いわば今回報告書に盛り込まれた「平和構築委員会」の新設案には、安保理常任理事国入りした日本が、平和強制型の武力行使ではなく、非軍事分野での平和構築活動において貢献することでその存在感を発揮したいとの、日本独自の意思が込められています。
とはいえ、高級諮問委員会の提言に沿って、実際に国連改革が進むかどうかは定かではないし、提言はむしろ象徴的な影響力しか持たないかもしれません。
ICJの勧告的意見に近いと言ったら、イメージがわくかもしれませんが…。提言を具体化する求心力は、また別途生み出さなければならないでしょう。
まず若干の指摘から始まり恐縮ですが、
>(しかしこの中にフランスがいないのが不思議ではある・・・)。
フランスのメンバーはいます。
Robert Badintier氏がそうです。
以下の高級諮問委員会のサイトでご確認下さい。
http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=84&Body=xxxxx&Body1=
ネット上ではまだ報告書の全文が公開されていないようですが、僕の手元にあるものをざっと一読した感じだと、チャレンジングな提言を行うことをたいへん嫌っていたアナン・パンヤラチュン氏が委員長を務めていた反面、内容を意欲的なものにしようと苦心した後も見られる報告書になったかなぁというのが全体的な印象です。
まだ、ざっとしか読んでないので細かいコメントはできませんが、エトさんの
>>
この報告を受けて世界が、日本がどのような行動指針を設けるのか。常任理事国入りする日本は、緒方さんという個人のカリスマにおんぶにだっこすることなく独自の国家戦略を提示しなければらない。
>>
とのご指摘について一言。
実は、今回の高級諮問委員会の議論を、日本はかなり手助けしてきました。日本政府は本年を、安保理常任理事国入りのための重要な土台をつくる年として認識しておりますので、その認識の下、どの国よりも高級諮問委員会の議論を支援したんです。
そして、高級諮問委員会のメンバーではないが、外から日本人の有識者がオブザーバーとなり、報告書に盛り込むよう様々な提案をしたんです。
代表的なものが、「平和構築委員会」の新設案ですが、これは完全に日本人のある有識者の方の案が盛り込まれたものです。僕はその方のお名前を知っていますが、緒方さんだけが今回、国連改革の分野で活躍したというわけではなく、見えないところで、かなりの日本人の有識者の方々も関わっています。
日本がこれだけ真剣に高級諮問委員会の議論を支援した背景として、日本が安保理常任理事国入りしたとしても、国連が行う国連平和活動(ブラヒミが提案したPKOとPBOを包括した概念)に日本が憲法を変えずに参加するには、制裁的な措置しか定めていない国連憲章第7章の下の体制の中に、紛争の予防・再発防止も視野に入れた非軍事分野の活動がより戦略的に運用できる場所を安保理内に設けなければならないという問題意識があったからです。
いわば今回報告書に盛り込まれた「平和構築委員会」の新設案には、安保理常任理事国入りした日本が、平和強制型の武力行使ではなく、非軍事分野での平和構築活動において貢献することでその存在感を発揮したいとの、日本独自の意思が込められています。
とはいえ、高級諮問委員会の提言に沿って、実際に国連改革が進むかどうかは定かではないし、提言はむしろ象徴的な影響力しか持たないかもしれません。
ICJの勧告的意見に近いと言ったら、イメージがわくかもしれませんが…。提言を具体化する求心力は、また別途生み出さなければならないでしょう。
これは メッセージ 58648 (GivingTree さん)への返信です.
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