対イラク武力行使

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take_the_rag_away さんへ(前半)

投稿者: hamtaro707 投稿日時: 2004/11/10 08:56 投稿番号: [57520 / 118550]
「続きます」はそういうことだったのですね。

細かい事ばかり突っ込んだようですが、ご容赦ください。
4点ほど、お訊きしたいこと(下記★印)がありまして、急ぎませんので
ご返事いただけたらありがたいです。


(1)
まず、takeさんの仰る、U238は「シロ」、劣化ウラン弾は「グレー」、
使用済み燃料を使用した劣化ウランなら「クロ」、という結論に、ひとこと。


takeさんには説明がくどいでしょうが、他の方の見ているかもしれませんし、
私の考え方やデータに、間違いなどがあったら指摘していただければありがたいので。
(ここは特に定性的なので、突っ込みどころ満載かと恐れています。)


「U238は「シロ」」に対しては、私の説明は説得力がなかったということで、ここでは述べません。
★確認1: そうすると金属U235も放射能という観点では「シロ」という見解ですね?

本題です。
★質問1: 使用済み燃料を使用した劣化ウランなら「クロ」というのは、なぜですか?
Puなどが必ず混入するからですか?


軽水炉において、初め燃料中の3%のU235は誘導核分裂でエネルギを放出し続け、
97%を占めるU238の一部が中性子を吸収してPu239(α崩壊の半減期が24100年)に変化し、
このPu239自身も誘導核分裂でエネルギを放出して、エネルギ放出(発電)に寄与します。
U235が1%まで減ると、誘導核分裂を維持(制御)できなくなり、「使用済み燃料」となる。

「使用済み燃料」の組成は、1%がU235、95%がU238で、Pu239が1%程度、
他の二次生成物や不純物が3%程度、とよく判らないですが、Puが1%もある。

さて、「使用済み燃料」を使ったとしても、
PuとUは元素が違うので、化学的性質(種々化合物の⊿G・・親和性)が異なるため、
両者の化学的な分離(精製)ができます。

リサイクルの目的は、一方でPu239を集め、他方でU235を集める、ことですから。

分離されたU群にも不純物としてPuや他の二次生成物を含んでいますが、
その程度は、用いた化学処理の方法(各単位処理の分配率の全積)に依るものであって、
一概にPuなどが危険レベルになっているとは言えないでしょう。
(Puが検出されたことがあったとしても)

そして、U群からU235を濃縮するのは、やはり通常のウラン濃縮と同じ物理的方法です。
そのため、それに先立ってまず6フッ化物にします。
この化学処理転換でも、不純物PuはU群から除去されます。


U235とU238は化学的性質が実質同じなので、化学的な分離は不可能で、物理的な分離に依ります。
代表的なのは、その質量(6フッ化物などの揮発性化合物で)の差(比)で選別する方法です。

例えるなら、風を利用しながら、少しずつ放り投げて、米と籾殻の落ちる距離が違うということを利用すること。

その6フッ化物の質量は、U235が349、U238が352、でその比は1.009と小さい。
従って分離の効率が悪い(処理速度と分離比率が相反する)ので、大掛かりな装置とエネルギと、
種々の技術・ノウハウが必要です。
でも、とにかく化学的分離の出来ないものに対しては、有効で確立されている方法です。


要は、U以外のものは、仏リサイクル工場などでの、化学的処理で分離できるから、
使用済み燃料を「原料」の一部とした劣化ウランは、私には現実味があります。

(まさか、使用済み燃料使用とは、酸化物燃料をそのまま、通常の劣化ウラン酸化物に混ぜて、
還元して金属ウランを得る、と考えていらっしゃる、とは思いませんが。)


失礼な言い方になりましたが、ご容赦を。
後半も見てやってください。
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