対イラク武力行使

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イラクの人口構成

投稿者: tet010101 投稿日時: 2004/10/24 07:50 投稿番号: [56409 / 118550]
ピカちんのシスタニ師の人物評価やサッカーさんのコメントに目を通しながら、我々外部の人間は、イラクの基本的人口構成もろくに知らず、あーだ、こうだといやゆる「机上の空論」を述べてるだけじゃないかなと思えたので、ちょっと調べてみました。

まず、ピカちんの発言。

ピカちん>でも、このおじさん(シスタニ師)もフセイン同様に不屈です。屈服しません。どんな国に対しても。もちろんアメリカにも。

ピカちん>最晩年に自国の大勢の教徒達が戦争で赤ちゃんまで殺される事態を嘆き悲しんでいます。

そして

サッカーさん>先ずイラクにおける3つの勢力の軋轢に関して…アメリカの武力介入によって解消されたと言う事実を私は知りませんので、何とも言えない処です。

まず、ピカちんが紹介してくれたシスタニ師の略歴によるとシスタニ師はイラン生まれ。そしてイランはイスラム教徒の国とはいえ、イラクではないし、アラブ諸国にも属しませんね。シスタニ師がイラクの政治に参加する事自体、イランによる内政干渉になるかと思います。なので政教分離の立場で、政治には参加しないという姿勢なのではないでしょうか?

さて、本題の人口構成。

データの元はここです。
http://www.jiia.or.jp/report/us_iraq/koord_sier.html

1995年のイラクの総人口:2050万人。
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民族的構成
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アラブ人:80%
クルド人:15%
他(アルメニア人やトルクメン人、ユダヤ人など):5%


クルド人はイラクというアラブ圏内に住んでいながらアラブ人ではない。これは重要ポイントです。そして、クルド人はイラクの隣のイランやトルコにも居住しており、その3国に住むクルド人の人口を合わせると、3000万ちかくなるらしい。

詳細はこちら:
クルド人問題
http://www.jiia.or.jp/report/keyword/key_0303_matsumoto.html


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宗教的構成
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シーア派:60%
スンナ(スンニ)派:35% (クルド人の大半がこの中に含まれる)
キリスト教:5%

イラクの隣にあるイランはシーア派の国です。が、イランはアラブ諸国には属さない。これはイラクのシーア派の人達の立場を知る上で重要なポイントだと思います。

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民族、宗教構成
--------------
アラブ人、シーア派:60%
アラブ人、スンニ派:20%
クルド人、スンニ派:15%
その他:5%

フセインが属してた「アラブ人、スンニ派」とは20%とかなりの少数派だという事がわかります。

僕は今まで、イラクのスンニ派=バース党と解釈してましたが、アラブ人・スンニ派=バース党のようですね。

で、このバース党というものも調べてみると結構おもしろいです。

バース党
http://www.jiia.or.jp/report/keyword/key_0304_matsumoto.html

「そのイデオロギーは、近代西欧のナショナリズムによる民族国家建設と社会主義であり、イスラムの価値や文化を決して否定するわけではない」

「バース党がアラブ世界で広範な支持を得、特に知識人や軍人に受け入れられた最大の要因は、「アラブ統一」に至るその戦略である。」

「現在では、シリア以外のバース党の政治勢力は極めて小さい。」

要するにアラブを統一するための国境を超えた政党であるが、シリア以外では影響力がない。そして、世俗主義で社会主義の政党である。なんと、フセインも「田舎の社会主義」だったという事になります。

フセインのバース党が「世俗主義」という事を考えると、イスラム原理主義のアルカイダと結びついてた可能性は低いかと思えます。が、アメリカという同じ敵を持つもの同士として、接近した可能性も否定できません・・・。
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