■アメリカ合衆国等に関する一考察(2)
投稿者: silverlining551 投稿日時: 2004/10/04 20:56 投稿番号: [55020 / 118550]
◆「善と悪の戦い」などの価値概念など
「善と悪の戦い」などの価値概念は、「自衛権の行使」という法概念に置き換えられました。
イラクへの武力行使の場合も、国際法上確立していないホームセキュリティを土台にした先制攻撃概念も、イラクの安保理決議違反(つまり国際法違反)により自国に及ぶ被害を食い止めるため、国家が単独に行い得る対抗措置をささえる国際法理論の中の"Opposability"の概念に置き換えられました。
こうした対応は、やはり極めてプラグマティックです。
9・11においても、イラクの場合も、米国は、特に将来の世界秩序はどうあるべきかなどとということについて、
何か具体的な考えがあったわけではないだろうと思うからです。
むしろ、起こってしまった事件や、目の前にある課題に対する適切な政策を選択したということなのでしょう。
(一方で、プラグマティックな判断が未来のビジョンにつながるということもあり得ますが…)
これは メッセージ 55014 (silverlining430 さん)への返信です.
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