悲しみに国境はない
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/09/09 19:31 投稿番号: [53134 / 118550]
戦争を引き起こした一部の為政者を除けば、殺す側も殺される側も犠牲者だと言えるのかも知れない。
本日、雑誌『世界』より別冊が出た。
テーマは、『もしも憲法9条が変えられてしまったら』
その中の一部を、少し簡略化してご紹介します。以下、様々な立場の人へのインタビュー。
幼い頃に貧しさから抜け出そうと入隊し、アメリカ人である自分もまた『善きアメリカ』という夢を見ていた。正義だと信じて何度も戦争に行き、引退したあとでそれが全て侵略だったと知り、ショックで自殺を考えたこと。ぎりぎりの所で引き返し、平和運動家に転向したこと。
『つらい真実から逃げるために死ぬんじゃなくて、勇気を出して向かおうと決めたんだ。戦争という過ちを繰り返さないために、今度は自分が声をあげていこうってね』
以下は、《報復ではなく共感》をスローガンに立ち上がった、9.11の遺族の会「ピースフル・トゥモローズ」の一人の言葉。
『テロで姉が死んだ事実をどうしても受け入れられなかったわ。だからアフガニスタンとイラクに行って、米軍の爆撃で家族全員を殺された人達の話に耳を傾けてみたの。その時生まれて初めて分かった。悲しみに国境はないこと。力ではなく、自分の苦しみを他者のそれと重ね合わせることで、初めて、私たちはお互いの違いを受け入れ合い、世界を変えていかれるんだってことを、あのテロと姉の死が私に教えてくれたのね』
次は、息子がイラクに派兵されてから、兵士の親や兄弟達と一緒に組織を作り、全米を回って兵士を祖国に戻すように訴えている人の言。
『イラクにいる米兵のうち、約7千人が精神を病み、ドイツやトルコの病院に隔離されている。
戦争は殺されなくても殺すことで心が壊れてしまう。たとえ帰国できても彼らの一生は終わったも同然だ。
結局俺たちアメリカ人は、あそこまで辛い思いをしなければこんな簡単なことにも気が付かなかったんだ。戦争というものが、どれだけ取り返しのつかないミステイクかっていうことにね』
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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