対イラク武力行使

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椰子と罰 1

投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2004/08/31 18:54 投稿番号: [52530 / 118550]
  みんな、Dhuluayaで伐採されようとしている椰子の木のことが気になっている。Dhuluayaは、イラク北部サマラの近く、デーツ椰子、柑橘類、ぶどうの産地で人気のエリアである。この辺りの住民の大半は、地主で、長年耕してきた果樹園で、生計をたててきた。

  イラクの多くの地域(とくに中部イラク)では、果樹園は文字通り砂漠のオアシスである。何キロもかなたから、熱気と砂ぼこりでゆらめく大気を通して、鮮やかなグリーンの見事なデーツ椰子が真っ青な空へと伸びているのが見える。果樹園を見るだけで、心がやすらぐ。

  イラクには、500種類以上もの椰子がある。適当に緑の葉の束をつけたような太くて短いものから、美しく対象形に葉を並べた細く高いものまでさまざまだ。椰子は、’nakhla’ と呼ばれ、見る人はだれも、心を満たされ心を奪われる。椰子は、イラクの農民と地主の誇りであり喜びである。もし庭に椰子がなければ、まさに画竜点晴を欠く。その庭は完全ではない。わたしたちは、家を捜し当てるとき、地区、次に通りの名を確かめ、「えーと、左側の4番目のうちだっけ・・いや5番目だった?   右側だったかも。そうだ、通りで一番高い椰子の木のあるうちだ」というふうにやる。

  椰子は、美しいだけでなく、とても役にたつ。冬の間、イラクに渡ってくる外国の鳥たちにとっては、’避寒リゾート’である。さまざまな種類の鳥たちが葉かげで休んだり、甘いデーツの実をついばんだり、ここまでおいでと小さな男の子たちをからかったりしている。夏には、’雌椰子’がそのまま食べてよし、貯蔵によし、加工によしのおびただしい実をつけてくれる。

  イラクには、300種以上のデーツ椰子がある___それぞれ名があって、舌ざわりもかおりも違う。濃い茶色で柔らかいもの、明るい黄色で歯ごたえのあるものなど。そして、デーツ特有の’風味’がある。デーツ嫌いなんて人はありえない__ある種類が嫌いだとしても、ほかに好きなものがあるはずだから。また、デーツからは、’debiss’という黒っぽいとろりとしたデーツ・シロップが作られる。debissを米と一緒に食べる地方もあるし、バタ付きパンにシロップとして添えられる地方もある。一番多く使われるのは、イラクのお菓子の砂糖分としてである。

(続く)
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