わたしが愛する日本:ベンチャーさん2
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/08/26 01:31 投稿番号: [52006 / 118550]
香港生まれの彼女は、国が分裂し、家族ばばらばらになった場所で育った一人だ。第二次世界大戦が終わっても、中国には再び内線が起こった。そして、中国は本土、台湾、香港、マカオに分裂した。
香港は100年あまりイギリスの植民地だった。中国と台湾の親戚は、未だに自由に会うことができない。相互を敵と見なすよう教育され、いつかは戦争になるのではないか、という恐怖心を持っている人がいまだに大勢いるという。
彼女の夫は日本人である。過去の日中間の憎悪の抜けない中国にとって、日本人と結婚するということは非国民に等しい―そのような出来事を身をもって体験した。
歌手として日本で成功した時は、皆が喜んでくれたのに、結婚となると皆が反対した。日本に対する警戒心は、香港の人の心から、決して薄れてはいなかったのだ。
香港での、結婚報告の記者会見の時、沢山の芸能記者や報道記者が集まった。
そこでいきなり、『本当に日本人と結婚するんですか?』と聞かれた。
『はい、おかげさまで』と答えたら、
『じゃぁ、もう一度日中戦争が起きたら、あなたはどっちの味方をするんだ?』という質問が飛んだ。
結婚会見の場なのに、何故戦争の話を聞かれるのか?彼女は頭の中が真っ白になった。
そこへ、追い打ちをかけるように、よく知っている記者が彼女を攻めた。
『子供が生まれたら、その子は日本兵ですか、中国兵ですか?』
『戦争が起こらないように努力したい』
真っ赤な目で彼女が答えると、
『嘘つけ!』
『お前なんか行っちまえ!』
という声が飛んだ。
太平洋戦争がアジアに落とした大きな傷。
その戦争の歴史を教えられずに育ったアグネス・チャンは、その記者会見を通じて戦争の残した課題を知ることとなった。
『今、まるで帝国のように巨大化しているアメリカと、拡大したEU諸国。こうした世界の動きの中で、日本はアジアとの新しい友好関係を築いていかなければならない。あらゆる認識の違いを乗り越えて、真のアジアの友人としての日本に、私は心からの期待を寄せている。』
戦後の残した傷跡に翻弄され、傷ついた彼女。されど、日本人の夫を持ち、日本国籍の子供達を持ち、17歳の時に来日して以来感じ取った日本人の平和的なスピリットを知ればこそ、私たち日本人以上に、日本人と日本の平和を愛している。
そんなとこだろうと思うのですが
これは メッセージ 52005 (battamother さん)への返信です.
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