歴史の逆説
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/08/16 01:50 投稿番号: [50689 / 118550]
『双方が武器を所持すれば、秩序が保てる。』
ただし、これには条件付き。双方に、それなりの良識と理性があり、同等の力がある場合に限る。力関係に落差があると、イラク戦争のように、『窮鼠猫を噛む』という事態になりかねない。
同じく、どっかのカルト国家みたいなところに武器と財を持たせれば、『気ちがいに刃物』状態になる。
以下は、日下公人氏の『人間はなぜ戦争をやめられないのか』からの抜粋です。
同書の『歴史の逆説―平和主義者がいると戦争が始まる』より
隣国と仲が悪くなって揉め事が起こっても、すべて話し合いで解決すべきだし、解決できると思っている人達がいる。『パシフィスト』といわれる平和主義者である。日本には、パシフィストが大勢いる。
『戦争について考えるから戦争が起きてしまう、考えないでいれば戦争は起こらない。武器を持っているから使いたくなる、持たなければいい。軍隊があるから戦争が起こる、だから軍隊を保有してはいけない』というのがパシフィストの主張である。
そういう考え方は昔からある。アメリカでは、ペンシルベニア州にクェーカー教徒が集団移住してそれを実行していた。ただし、彼らは自分が『人殺し』にならないことが直接の目的で、戦争の防止や廃絶は、世界中に信者が増えれば自然に達成されるという間接的な結果だった。彼らは侵略に対しては絶対無抵抗主義で、自分や自分の家族が殺されてもそれは覚悟のうえである。
旧日本社会党(社会民主党)の年来の主張はまさにこれで、実に立派なものである。ところが、侵略の脅威が現実に迫ると―それから与党になると―突然、自衛隊は合憲で必要だ、に変わった。
クェーカー教徒のように絶対無抵抗主義で、『人殺し』は絶対しませんという理想に燃えていたはずの党が、国のためなら『人殺し』もするというのだから、アッと驚く。最も、これは社民党の問題だから横へ置くとして、それより日本国はこれからどうなるのだろうか。軍国主義への道を歩むのではないかと心配する人のために、歴史の教訓を書いてみよう。
(次のトピへ続く)
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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