対イラク武力行使

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パレスチナの修羅by中堂幸政>横 

投稿者: spica_022 投稿日時: 2004/08/10 04:07 投稿番号: [49779 / 118550]
横からちょっとだけお邪魔。

こちらの掲示板で、「日本で一番中東情勢に詳しい人物」と紹介していただいた中堂幸政大東大教授はパレスチナ問題についてこう語っています。

勉強熱心なキハチさんなら、中堂氏のことは既にご存知かも。もし、そうだったら、ごめんなさいね。すこし古いインタビューですが、わたしは彼のこの文章は「方向性として」間違っていないと考えています。

  ニュースウェブジャパン
  2002年4月10日
  パレスチナの修羅
  http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_04_10/content.html

  以下一部引用

  ――当事者であるイスラエル国民やパレスチナ人はどう考えているのでしょう?

「イスラエル国民の世論調査の結果で、自爆テロに対する軍事的報復が必要かということに対しては73%が支持しました。パレスチナ人が独立国家を作ることについては賛成かということについてはこれもまた73%という結果が出ているわけです。イスラエル国民がすべて現在の状況に対する単純な支持を与えているということはあるません。パレスチナ人もイスラエルに住むユダヤ教徒たちも知識人になればなるほど、紛争の原因というものが、自分たち自身が歴史のコマであり、憎しみ合わされてるんだというような認識を持っている人がおどろくほど多いのに驚かされます。
したがって、感情レベルでの憎しみ等々と同時に、そうしたイスラエル建国以来どころかはるかそれ以前からのユダヤ教徒、イスラーム教徒共存の歴史がなぜ、現在のような事態になってしまったか、という認識については割と透徹した認識を市民レベルでも持っている人が多い。怨念の対立とか宿命の対立ととらえて、この問題は解決できないと思うのは、現実とはちょっと違うのではないか。外部勢力の介入レベルが低下すれば、和平はそう難しいことではないという認識を持っている。それどころかパレスチナ人、イスラエルのユダヤ教徒たちの多くは、世界は自分たちの和平を一番怖れているのだという認識があります。中東の石油資源がなくなって、争奪の対象としての中東の戦略的利用価値がなくなることを、現地の人たちは期待しているのではないでしょうか」

「PLOにはイスラエルをぶっつぶすという条項があると喧伝する人が多いのですが、パレスチナ解放機構のもともとの戦略的な目的というのは、パレスチナにおける否宗教的(ノンセクタリアン)な民主国家の建設です。ユダヤ教徒もイスラム教徒もキリスト教徒も、その地に住む人はすべて一人一票が持てる世俗的なパレスチナ国家の建設で、イスラエルを追い出すということは書いてない。ところが、イスラエルのシオニズムというのは、質的には宗教国家イスラエルです。つまりユダヤ教徒でないと本当の意味でのイスラエルの国民にはなれないというわけです。
パレスチナ問題における現局面、そしてアフガニスタンにおける事件等は、急進派をより急進化させていく。欧米の新聞のなかには、現在のアメリカの政策を、犯罪の根を断つのではなく、いわゆる民族解放運動の犠牲者を犯罪者化するとして批判しているところもあります。追いやって追いやって、テロに走らざるをえない、あるいはテロをそそのかし、テロということで軍事的な弾圧の口実の既成事実をつくりあげていく構造になっている。こういう面では、パレスチナ問題は9・11以降、さらにシャロン政権によるパレスチナ武装勢力への弾圧の強化以降、パレスチナ武装勢力抵抗運動をテロとイスラエルが呼び、それに反撃せざるをえない状況のなかで、テロの応酬にはじまり、2週間ほど前からは、ほぼ全面戦争に突入するにいたったわけです


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