>新国際社会体制へ-2(上)
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2004/07/07 12:09 投稿番号: [46245 / 118550]
>2.平和で安定した国際社会の実現に向けた「理想を追求する場」
と「より現実的で具体的な問題を解決する為の場」という
2つの機能を「今以上に明確にすべき」
(という部分をエトランジェさんはICCに着眼してらっしゃるんだろうと
思うんですが)
正確にいうと、これは私個人がICCに見ていることではなく、全世界のICC関係者が共通してICCを支持する理由が、ICCにアセアンさんの挙げた2つの機能が内包されていることにある、ということだと思います。
ICCが掲げる永久のテーマ(目的)は「免責の根絶」です。そしてICCが目指す理想は、その延長にある「戦争の根絶」です。私をはじめ世界のNGOコミュニティは、ICCがこの理想を追求する場として、これからそのポテンシャルを発揮してくれるだろうと考え、期待しています。
ICCが現実的かつ具体的に取り組む課題は、そのテーマである「免責の根絶」をどのように実現するかにあります。そのためのメカニズムとして、ICCは公正公平な裁判が行えるよう様々な保護措置を設け、補完性の原則により国家主権を尊重しつつ、法治の概念を最大限に生かすための方策をその規程に盛り込んでいます。
しかし法は、一般の人々にはやはり難しくわかりにくいものなので、ICCがどのように公正な司法機関であってどのような有効な犯罪抑止力たりえるのかを説明するのが非常に難しく、活動を始めて5年が経ったいまもその方法論について模索を続けている段階です。
アセアンさんの仰る「2つの機能の明確化」を実現するには、ICCに関わる者ととして一人一人が相当なコンピテンスを要求されます。しかしそうしたコンピテンスだけでは足りないこともあります。
ICCには様々な素晴らしい、画期的な機能がありますが、それらがどのように実際に有効であるかは、説明するよりも実践で見ていただくしかないようなものばかりなのです。これは、それほど画期的な機能であるということでもあります。たとえば被害者救済のための基金の設置や、支払い能力のない被告の賠償責任をICCが負担する制度などは、これまでの国際法廷では考えられなかったものです。しかしこれらの機能は、see it in action(実際に機能しているところを見て)してみないと、その有効性を理解してもらえないのですよね。これが非常に歯がゆい点でもあります。
ICCのような既成の、新しい機関の場合は、アセアンさんの仰る「2つの機能の明確化」のためにこのような課題を負うことになるんですよね。
>・ただ、僕としては、イラク復興の#517で書かせてもらったように、
ICCが『テロリスト』も『国家』も同等に法廷に立たせる為には、その設置国の
安全をどうUNでも国際社会でも保障するのか?と問題が残るだろうとは考えて
いる訳です。
『イラク復興』のご投稿はまだ読んでいないのですが、この問題についてはICCとオランダの間で独立した協定が結ばれているので、設置国の安全の保障などについては、「安全保障機能」すなわち警察力その他を持たないICCではなく、オランダ政府に一任されています。その関係で、オランダ政府がEUの加盟国としてEU諸国から協力を得るかどうかも、そのような協力を各国が行うかどうかについても、それは各国間で決めることであり、国連や国際社会がオランダを保護するための施策を練らなくてはならないということはないと思われます。端的にいえば、警察力その他を持たないICCと協定を結んだオランダ側の自己責任ということになります。
※アセアンさんにお願い:
「武力行使を抑止するための超国家的政治体としての世界連邦」という、このトピの趣旨から必ずしも大きくは外れていないテーマならともかく、ICCのことに焦点を置いて話すとさすがにトピズレはなはだしいので、よければICCの焦点を置いた話は私が新しく設置したICCトピに移しませんか?アセアンさんのような、私とは異なった「現場」の方からのインプット・ご意見は非常に貴重に感じていますので、是非お願いいたします。
国際刑事裁判所(ICC)と日本
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=552020085&tid=9qbadd7babbvbadbhbdbdja1ja3ia3ca3ca1 ka4hffckdc&sid=552020085&mid=1&type=date&first=1
とりあえず、今回のお話だけはこのトピ内で終わらせようとは思いますが、以後ICCに関するお話があるときは、上記トピに投稿いただければ幸いです。
With Solidarity
(NGO連合の\xB9
と「より現実的で具体的な問題を解決する為の場」という
2つの機能を「今以上に明確にすべき」
(という部分をエトランジェさんはICCに着眼してらっしゃるんだろうと
思うんですが)
正確にいうと、これは私個人がICCに見ていることではなく、全世界のICC関係者が共通してICCを支持する理由が、ICCにアセアンさんの挙げた2つの機能が内包されていることにある、ということだと思います。
ICCが掲げる永久のテーマ(目的)は「免責の根絶」です。そしてICCが目指す理想は、その延長にある「戦争の根絶」です。私をはじめ世界のNGOコミュニティは、ICCがこの理想を追求する場として、これからそのポテンシャルを発揮してくれるだろうと考え、期待しています。
ICCが現実的かつ具体的に取り組む課題は、そのテーマである「免責の根絶」をどのように実現するかにあります。そのためのメカニズムとして、ICCは公正公平な裁判が行えるよう様々な保護措置を設け、補完性の原則により国家主権を尊重しつつ、法治の概念を最大限に生かすための方策をその規程に盛り込んでいます。
しかし法は、一般の人々にはやはり難しくわかりにくいものなので、ICCがどのように公正な司法機関であってどのような有効な犯罪抑止力たりえるのかを説明するのが非常に難しく、活動を始めて5年が経ったいまもその方法論について模索を続けている段階です。
アセアンさんの仰る「2つの機能の明確化」を実現するには、ICCに関わる者ととして一人一人が相当なコンピテンスを要求されます。しかしそうしたコンピテンスだけでは足りないこともあります。
ICCには様々な素晴らしい、画期的な機能がありますが、それらがどのように実際に有効であるかは、説明するよりも実践で見ていただくしかないようなものばかりなのです。これは、それほど画期的な機能であるということでもあります。たとえば被害者救済のための基金の設置や、支払い能力のない被告の賠償責任をICCが負担する制度などは、これまでの国際法廷では考えられなかったものです。しかしこれらの機能は、see it in action(実際に機能しているところを見て)してみないと、その有効性を理解してもらえないのですよね。これが非常に歯がゆい点でもあります。
ICCのような既成の、新しい機関の場合は、アセアンさんの仰る「2つの機能の明確化」のためにこのような課題を負うことになるんですよね。
>・ただ、僕としては、イラク復興の#517で書かせてもらったように、
ICCが『テロリスト』も『国家』も同等に法廷に立たせる為には、その設置国の
安全をどうUNでも国際社会でも保障するのか?と問題が残るだろうとは考えて
いる訳です。
『イラク復興』のご投稿はまだ読んでいないのですが、この問題についてはICCとオランダの間で独立した協定が結ばれているので、設置国の安全の保障などについては、「安全保障機能」すなわち警察力その他を持たないICCではなく、オランダ政府に一任されています。その関係で、オランダ政府がEUの加盟国としてEU諸国から協力を得るかどうかも、そのような協力を各国が行うかどうかについても、それは各国間で決めることであり、国連や国際社会がオランダを保護するための施策を練らなくてはならないということはないと思われます。端的にいえば、警察力その他を持たないICCと協定を結んだオランダ側の自己責任ということになります。
※アセアンさんにお願い:
「武力行使を抑止するための超国家的政治体としての世界連邦」という、このトピの趣旨から必ずしも大きくは外れていないテーマならともかく、ICCのことに焦点を置いて話すとさすがにトピズレはなはだしいので、よければICCの焦点を置いた話は私が新しく設置したICCトピに移しませんか?アセアンさんのような、私とは異なった「現場」の方からのインプット・ご意見は非常に貴重に感じていますので、是非お願いいたします。
国際刑事裁判所(ICC)と日本
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=552020085&tid=9qbadd7babbvbadbhbdbdja1ja3ia3ca3ca1 ka4hffckdc&sid=552020085&mid=1&type=date&first=1
とりあえず、今回のお話だけはこのトピ内で終わらせようとは思いますが、以後ICCに関するお話があるときは、上記トピに投稿いただければ幸いです。
With Solidarity
(NGO連合の\xB9
これは メッセージ 46092 (asean_peace11 さん)への返信です.
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