>>>文系諸氏へ・・2
投稿者: dorawasabi5000 投稿日時: 2004/07/04 00:05 投稿番号: [45911 / 118550]
■ひび割れの進展評価
東京電力が行った「ひびの進展評価結果」には,「シュラウド下部リングに発生したき裂は,
初期段階では緩やかに進展し,途中で進展速度が増加するが,その後再び,緩やかな進展となり最終的には22〜28mm程度で停留すると評価された。」とある。
また,ひび割れの深さと時間については,
【ひび割れの深さが20ミリメートルに達するのに9年〜25年】を要することを示す評価を行っている。
こうした評価の信頼性については,
【深さが最大で40ミリメートルに及んだ】
福島第一原発2号機のひび割れにおいて検証されなければならないが,
福島第一原発2号機のひび割れの【進展評価結果は公表されていない。】
・・
■検査できない範囲
定期点検におけるシュラウドの応力腐食割れの点検は,【目視検査によって行われる。】
ひび割れが見つかった福島第二原発3号機の目視点検記録が東京電力の報告書にあるが,ここから,
【目視検査は,応力腐食割れの発生の可能性がある溶接部近傍のすべてで行うことができるわけではなく,逆に,広い範囲で検査ができないことが明らかとなる。】
例えば,上部リングと上部胴溶接部の内側は,HPCSスパージャが邪魔をして,検査が可能な範囲はわずか3%だけ,上部胴と中間部リング溶接部は,上部格子板とLPCI(低圧注入系)注入板が邪魔をして検査が可能な範囲は20%だけ,といった具合である。
福島第二原発3号機でひび割れが見つかったのは,中間部胴と下部リング溶接部の外側であるが,この部分も検査が可能なのは,ジェットポンプの部分を除いた70%である。同じ溶接部の内側では,炉心支持板のために検査率が0%,すなわち検査不可という状態である。もし,ひび割れの発生が外側ではなく,【同じ箇所の内側であったら,これを発見することはできないことになる。】
縦方向の溶接部についても,内側では10%,33%といった箇所があり,外側でも50%しか検査できない箇所が存在する。
■柏崎刈羽原発3号機の検査の範囲
上記の報告書にあるのは,ひび割れの発見を受けて行われた検査の記録であり,特に入念な検査が行われているはずで,それでもこの程度であった。・・
海外の事例では,胴本体の上下方向の溶接部に,内側からも外側からもひび割れが入っていたという米国ナインマイルポイント原発の例もあるが,これに対応した検査にはなっていない。
しかも,当初の予定では,今回の定期検査では外側だけを確認して,内側は次回回しであった。
つまり東京電力は,福島第二原発3号機のシュラウドひび割れを受けての確認作業を終えない状態で,プルサーマルを始めようとしていた。
■検査周期の問題
シュラウドの点検は定期点検ごとに行われているが,
【毎回の検査で検査可能なすべての溶接部分を点検するわけではない。】
1回の検査で全体の約10%程度の検査を行い,各点検箇所については10年毎に検査するようになっている。福島第二原発3号機のひび割れ発見後も,10年周期の体制を変えていない。
・・・
【福島第一原発2号機の応力腐食割れについては,深さが約40ミリメートルまで進展していたが,】
【なぜこのように深くなる前に検査によって発見されなかったのかも明らかではない。】
■目視検査では発見されないひび割れ
福島第二原発3号機の応力腐食割れのひび割れは
【深さが最大で約26ミリメートルに及んでいる。】
東京電力のひび割れの進展評価によると,【最も速い評価でも10年以上かけて進展したことになる。】
・・
すなわち発見は,この部位の正式な点検によるものではなかった。ではこの部位の正式な目視点検が行われたのはいつであったかというと,平成9年の定期点検時であった。
【すなわち発見から4年前である。このときにはひび割れは発見されなかった。】
東京電力の評価に従えば,平成9年の検査時には,すでに応力腐食割れによるひび割れが存在しており,目視検査によってはこれを発見することができなかったことになる。
目視検査は,炉内に圧力がかかっていない状況,すなわちひび割れの傷口が開いておらず閉じている状況で行われる。
そのために,ひび割れの表面が微少であれば,内部でひび割れが進展している場合でも,【目視検査では発見されない可能性は十分にある。】
http://www.kisnet.or.jp/net/memo.htm
東京電力が行った「ひびの進展評価結果」には,「シュラウド下部リングに発生したき裂は,
初期段階では緩やかに進展し,途中で進展速度が増加するが,その後再び,緩やかな進展となり最終的には22〜28mm程度で停留すると評価された。」とある。
また,ひび割れの深さと時間については,
【ひび割れの深さが20ミリメートルに達するのに9年〜25年】を要することを示す評価を行っている。
こうした評価の信頼性については,
【深さが最大で40ミリメートルに及んだ】
福島第一原発2号機のひび割れにおいて検証されなければならないが,
福島第一原発2号機のひび割れの【進展評価結果は公表されていない。】
・・
■検査できない範囲
定期点検におけるシュラウドの応力腐食割れの点検は,【目視検査によって行われる。】
ひび割れが見つかった福島第二原発3号機の目視点検記録が東京電力の報告書にあるが,ここから,
【目視検査は,応力腐食割れの発生の可能性がある溶接部近傍のすべてで行うことができるわけではなく,逆に,広い範囲で検査ができないことが明らかとなる。】
例えば,上部リングと上部胴溶接部の内側は,HPCSスパージャが邪魔をして,検査が可能な範囲はわずか3%だけ,上部胴と中間部リング溶接部は,上部格子板とLPCI(低圧注入系)注入板が邪魔をして検査が可能な範囲は20%だけ,といった具合である。
福島第二原発3号機でひび割れが見つかったのは,中間部胴と下部リング溶接部の外側であるが,この部分も検査が可能なのは,ジェットポンプの部分を除いた70%である。同じ溶接部の内側では,炉心支持板のために検査率が0%,すなわち検査不可という状態である。もし,ひび割れの発生が外側ではなく,【同じ箇所の内側であったら,これを発見することはできないことになる。】
縦方向の溶接部についても,内側では10%,33%といった箇所があり,外側でも50%しか検査できない箇所が存在する。
■柏崎刈羽原発3号機の検査の範囲
上記の報告書にあるのは,ひび割れの発見を受けて行われた検査の記録であり,特に入念な検査が行われているはずで,それでもこの程度であった。・・
海外の事例では,胴本体の上下方向の溶接部に,内側からも外側からもひび割れが入っていたという米国ナインマイルポイント原発の例もあるが,これに対応した検査にはなっていない。
しかも,当初の予定では,今回の定期検査では外側だけを確認して,内側は次回回しであった。
つまり東京電力は,福島第二原発3号機のシュラウドひび割れを受けての確認作業を終えない状態で,プルサーマルを始めようとしていた。
■検査周期の問題
シュラウドの点検は定期点検ごとに行われているが,
【毎回の検査で検査可能なすべての溶接部分を点検するわけではない。】
1回の検査で全体の約10%程度の検査を行い,各点検箇所については10年毎に検査するようになっている。福島第二原発3号機のひび割れ発見後も,10年周期の体制を変えていない。
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【福島第一原発2号機の応力腐食割れについては,深さが約40ミリメートルまで進展していたが,】
【なぜこのように深くなる前に検査によって発見されなかったのかも明らかではない。】
■目視検査では発見されないひび割れ
福島第二原発3号機の応力腐食割れのひび割れは
【深さが最大で約26ミリメートルに及んでいる。】
東京電力のひび割れの進展評価によると,【最も速い評価でも10年以上かけて進展したことになる。】
・・
すなわち発見は,この部位の正式な点検によるものではなかった。ではこの部位の正式な目視点検が行われたのはいつであったかというと,平成9年の定期点検時であった。
【すなわち発見から4年前である。このときにはひび割れは発見されなかった。】
東京電力の評価に従えば,平成9年の検査時には,すでに応力腐食割れによるひび割れが存在しており,目視検査によってはこれを発見することができなかったことになる。
目視検査は,炉内に圧力がかかっていない状況,すなわちひび割れの傷口が開いておらず閉じている状況で行われる。
そのために,ひび割れの表面が微少であれば,内部でひび割れが進展している場合でも,【目視検査では発見されない可能性は十分にある。】
http://www.kisnet.or.jp/net/memo.htm
これは メッセージ 45905 (dorawasabi5000 さん)への返信です.
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