対イラク武力行使

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>民主主義の限界:遅レスっす。

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/06/14 12:51 投稿番号: [43411 / 118550]
しかしここは、保守本流の極論と、現実社会では多数派を形成できそうもないが、トホホな事実認識を「分かれ分かれ!」とヒステリックに訴えるlunatic fringeまで、様々ですね。ホントに…。

まぁ、僕流に、「このトピの皆さーん!これもやって下さい」って呼び掛けるとしたら、両極端な主張を弁証法的に止揚させてみちくりぃ(ライターさん風)。面白くなるんじゃない?――とは思いますが、まっ、勝ちだの負けだのにこだわっているうちはムリでしょうな。

上は蛇足で、下からが本題。

>>
民主主義は自殺の道具ではないので、もし民主主義の決議が自己存続を脅かす結果になる場合には民主主義のプロセスを無視せざる負えない。
>>

とのカカシさんのご指摘は、実はかなり示唆的で、現在論議されている国連改革論の底流を流れる問題意識とも関係していると僕は感じています。

さらに上の点と関連すると思うのですが、アセアンさんが少し前に、確か「国連と外交」と題してお話をふっていただいたとは思うのですが、僕としてもいろいろ思うところはあるけれど、なにぶん、最近は腰を落ち着けて書き込んでいる時間がない。すみません(^^;

で、それはそれとして、カカシさんの仰っていることは、つまるところ、「勝利至上主義」でしかないと思うんですよ。

国連のマルチラテラルな外交フォーラムの枠から外れ、ここにおける民主主義のプロセスを無視できるのは、結局のところ、唯一の超大国である米国だけでしょう。

そして、米国は、外見は民主的なプロセスをしっかり踏んだように装うため、国連を巧妙に利用する。

まっ、これを言い出したら、おフランスも一緒ですが…。フランスは、かねてから「イラク人への主権移譲」と「国連主導の復興支援」をいち早く訴えていましたが、これはイラク国内の声を反映していたわけではなく、あくまで復興事業への関与に関心があったためで、とにかく少しでも早く米国の影響力を排除させ、自国をイラクでの復興事業の主体にさせたかったための理屈ですね。

このへんのフランスの意図が透けて見え過ぎていたため、米国もえらくムキになってましたけれど…。

結局、やれ平和に対する脅威だの、独裁者からの解放だの、自由だの、民主化だのの大それたお題目を掲げた政策の実現のおこぼれに、国益があってもいいかもしれませんが、建て前には出さない国益を水面下で強烈に押し出してしまったら、民主的な外交プロセスは、間違いなく機能マヒです。「総論(=イラクの国連決議の不誠実な対応への対処)賛成、各論(=国益の追求)反対」の世界の登場です。イラクはまさにその好例。

そして、その結果、機能マヒした民主プロセスから離れた米国は、その理由を「勝利至上主義」の論理で説明している。レーガノミックスも、勝利至上主義的でしたが…。

今はそれでもいいかもしれません。が、もっと中長期的なお話がしたい。

民主主義は、米国にとっても重要な価値概念のはずです。カカシさんが民主主義をどれだけ大切にしているのかについては分かりませんが・・・。ただ、米国は国際社会に民主主義を浸透させたいという信念はあるはず。

そして、民主主義とは、国の力関係など関係なく、一国の行動を規定付けてしまう。単独でも行動可能な米国にとっては、ときに望ましくないものです。

それでも米国が、民主主義を大切にしたいとおもっているのなら(←まずこの意思を確認したいけれど)、機能マヒに陥りがちな国連などの民主的外交プロセスの場を、どのように復建すべきなのかについて、米国なりに構想を持って、改革するならするで、力を入れて真剣に取り組まなければ、言葉だけ民主主義を世界に浸透させたいと言っても、やはり偽善だと思うのです。

いかがでしょうか?
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「民主主義とは不効率の極みで、どうしようもないものだ。が、他は論外だ」(チャーチル)

「民主主義とは、頭を叩き割るかわりに、頭数を数えることである」(カール・ベッカー)

って言うしね(^^
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