対イラク武力行使

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Iraq s Real Weapons Threat③

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/06/07 01:39 投稿番号: [42283 / 118550]
イラクが、今回の武力行使の際、湾岸戦争の時よりはるかによく訓練され、優れた装備を持つ米英軍に対し化学兵器を使わなかったことも、特段驚くべきことではない。化学兵器も、他の大量破壊兵器も、別の敵を考慮に入れ、開発されていたのだから。しかし、イラクには、どういうわけか化学兵器が存在しないという大きな問題が残されている。ブッシュとブレアを誹謗中傷する者たちは、イラクは化学兵器(と他のWMD)を保有しているとするトップ・レベルのリーダーの確信とその備蓄を占領軍が発見できていないという事実との間の矛盾につけ込んでいる。そうした批判は、国際の平和と安全に対する重大な脅威(の真実)を歪め、取るに足らないものであるとする誤認を誘うものである。

イラン・イラク戦争の際、イラクは、弾薬に用いられていたり、ドラム缶に貯蔵されていた化学兵器の薬剤――中でも、サリン、ソマン、タブン、VXなどの神経ガスの薬剤――の効果が、わずか数週間で減退してしまうことに気付いた。その理由は、高性能な実験室や製造器材を利用する機会に欠けていたイラク人科学者が、薬剤の純度を十分高めることができなかったためである。(UNSCOMは91年に、イラクで大量に備蓄されていた神経ガス用の薬剤を発見したが、致死性がほとんど失われており、戦争で使用できる状態ではなかった)

したがって、イラクは湾岸戦争後、戦争で使用できる薬剤の全ての製造を中止し、もっぱら計画と設計を練っておくことに力を入れることで、戦時の際に製造を開始し、戦争で使える薬剤や弾薬を戦場に直接運送できるようにしておくことを目的とした政策を講じたのである。数百人もの科学技術者や製造過程に関わる技術者たちは、戦争用の薬剤の致死性を継続させ、効果を完全なものにすることで薬剤の安定化を図ることを主な任務とし、特にVXのような神経ガスを開発するために働いていた。彼らには、たとえば農業目的で化学薬剤を製造する一般住民の施設や活動に紛れ、通常の化学薬剤の製造を中断する短期間を利用し、神経ガス用の薬剤を一定量生産する能力があった。

研究者、技術者、ノウハウ、前任者、薬剤を一定量生産できる技術と実験能力――。これら全ての組み合わせが、イラクの化学兵器の脅威を構成しているのである。錆びついたドラム缶や殺傷能力がほとんどない化学薬剤を含む弾薬探しに明け暮れる不毛な活動に政治的な焦点を置いているからこそ、イラクのWMDに関する重大な問題(の本質)が歪められ、米英政権を的外れな批判にさらすことになっている。
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