対イラク武力行使

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Iraq s Real Weapons Threat④<終>

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/06/07 01:45 投稿番号: [42284 / 118550]
イラクの化学兵器の真の脅威とは、次の2つを意味している。一つは、装備が貧弱で訓練も施されていない敵軍に対しては、イラクが戦争用の薬剤を戦場に持ち込み、それを使用することがあり得るということであり、もう一つは、イラクの化学兵器の開発に携わっている科学者が、アルカイダのようなテロ組織と手を結ぶことである。米国は、イラク人科学者とアルカイダとの関係を、ロシアの失業科学者との関係よりもはるかに親密なものなのではないかと懸念しているが…。

イラクの生物兵器開発計画との関連では、特に、現在失業中の科学者の存在が、化学兵器と同様の次元で、潜在的な脅威を構成している。生物兵器は戦場での使用には向かないが、文民をターゲットとしたテロリストの攻撃手段としてであれば、破壊的な効果をもたらす。

化学兵器と同様、生物兵器に関するイラクの政策も、戦争用薬剤の質の改善と向上だった。否定する者もいるが、イラクは炭疸菌を貯蔵している可能性がある。しかし、さらにもっと問題を孕み、危険なことは、イラクが密かに製造能力とともに、研究・開発能力も維持し、初期の計画に関与していた生物学者が生物兵器開発計画を実行することである。そのような事態が起こるのであれば、完全な計画はそれ自体が、効果が減退しているであろう薬剤が貯蔵されていることよりも、危険な生物兵器となり得るのである。

国連査察団の査察官も、米軍の捜索チームのメンバーでさえも、イラクが巧妙に、かつ十分な口裏合わせのもと隠し持っているWMDの開発計画の存在を見抜くことは難しかったはずだ。イラクが実際、今も「恐怖の共和国」であるということが、WMDの捜索を非常に困難にさせている。私が間接的に接触したイラクの兵器開発に携わっていた幹部の科学者の話からも、イラクは依然、恐怖による統治のもとに置かれているのだと分かる。(注:フセインが捕まる前の記述です)

イラクを相手にしたことのない部外者に、長年にわたり、フセインの恐怖が、どれだけ不幸な国民に浸透してきたのか、簡単に理解できるはずはない。フセインと彼の息子の恐怖に対する懸念がなくならない限り、もしくは彼らの死が確認されない限り、兵器の開発計画に携わっている者がいたとしても、その活動についての情報を提供することはないだろう。情報を漏洩した者とその家族に対する復讐のリスクが、大きすぎるのだ。WMDの問題に取り組むには、まずは恐怖の残滓から解放された安全な環境を、イラクに醸成することが不可欠だ。

イラクの生物・化学兵器開発計画は、国際テロリズムと潜在的に結び付くことにより、国際社会にとって恐るべき脅威となる。そもそも、それ以前に、イラクの計画は、イランをはじめ、国内のクルド人やシーア派に加え、イスラエルにとっても脅威であるのだ。

核兵器開発計画について、イラクは、核分裂性物質を取得できていないが、兵器の設計は進めていた。ここでもまた、イランへの対抗意識が動機となっている。フセイン政権の崩壊による恩恵を最も受けている国の一つであるイランには、自国の核兵器と他のWMD開発計画を見直す絶好の機会が与えられている。

外交的イニシアティブにより、ペルシャ湾岸地域に非大量破壊兵器地帯を再構築し、平和と安定をもたらすための扉は今、開かれた。さらに、イスラエルとパレスチナの和平に強く反対していたフセイン政権の崩壊で、中東地域における和平プロセスを実施し、再活性化させる扉も開かれたと言える。

以上が、米国と英国の軍事介入が正しかったと考える理由である。フセインを権力の座にとどまらせ、イラクに生物・化学兵器の開発能力を維持させるというもう一つの選択を受け入れることは、将来的には核兵器の保有も視野に入る湾岸地域の断続的な軍拡競争による不安定化と、世界のエネルギー供給に対する脅威と、WMDに関する技術と専門知識のテロ組織への流出と、イスラエルとパレスチナの和平プロセスに対する意図的な破壊工作と、イラク国民への恐怖の継続を容認することになるであろう。
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