対イラク武力行使

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国際法<終わり>

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/05/31 01:06 投稿番号: [41663 / 118550]
で、イラクですが…。
武力行使については厳しいですね…。
合法性はないと思います。

自衛権で正当化しようにも、9・11のときのように米国がイラクに直接攻撃されたわけではないし。

国連憲章第7章下の軍事的措置として正当化しようにも、前提となる39条による平和の脅威もしくは破壊の認定で合意が得られていないし。

ブッシュ大統領演説によると、湾岸戦争のとき武力行使を容認した決議678が「未だ有効」ってことだけれど、この説を強調しているのは米国だけだし。(あっ!?わが国もか…)

とりあえず、英国の国際法学者のVaughan Loweオックスフォード大教授の「決議678における武力行使を容認した規定は、クウェートからイラクが撤退したことをもって、効果を失った」とする説で幅広い一致を見ているんだよね。

反米武装勢力がこの武力行使が不当であると思って武装闘争を起こしているのかどうかは知らんけれど、あんなイラク国民から嫌われ、支持されていない武装闘争なんか起こすんじゃなくて、国際司法裁判所に勧告的意見でも求めて、法の下で米国の武力行使に異議を唱えりゃいいのに…。

たぶん勝訴を勝ち取る確率、結構高いよ。まぁ、法的拘束力はないけどね。とりあえず有権的判断は勝ち取れる。

占領統治の不当性だってそうなんだよね。安保理決議1483は、武力行使の合法性の判断については避け、それとは別に、米英を占領統治主体としての法的地位を認め、ジュネーブ条約上の占領下における人民の民生保護・改善の義務を負わせたけれど、復興のスピードがあまりにも遅いから、民生改善の義務を果たしていないと指摘し、決議1483を無効と指摘する国際法学者もいる。この指摘が打倒かどうかも、ICJの判断を仰いで見りゃいいのに。

まぁ、これについては勝てるかどうかは分からんけれど。

で、司法判断を仰いだ上で、堂々と、暴力じゃなくて言論で米国の撤退を訴えりゃいいのに。

後ですね、「国際法は人道を基礎にしている」というアセアンさんの認識は違うと思いますよ。

国際法の基礎は人道などではなく、あくまで国家主権です。

だから、国家主権の壁の中で非人道的な事態が起きていようが、そんなことは国際法が関知することではなかったのです。要は時の権力者の統治のあり方などはどうでもよく、政府を持つ国家が他国から侵略されるという意味での戦争が起きなければそれでよかった。

だからイラクの場合だって、どんなにICRCやらアムネスティやらがかなり昔から、フセインがやばいことをしていると訴えても、その解決のために国際法は対応してこなかったし、できなかった。

国際人道法だってそうです。「戦数」の無条件適用は許さないとにても、人道上の配慮と軍事的必要性との間でバランスを取り、人道上の配慮が軍事的必要性に譲歩している規定の方が多いと思います。

で、そんな人道とはほぼ無縁な国際法を疑問に感じ、今ようやく、人道的介入論などが盛り上がっているところなのだと思います。

長々と失礼しました。
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