対イラク武力行使

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>アメリカからみた武力行使

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/03/18 20:46 投稿番号: [34329 / 118550]
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私程度の人間でも、予測可能な範囲のことしか起きていない、とも言えますね。
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この点について、僕は認識が違います。つまり、米国は―厳密に言うとブッシュ政権は―、moriyaさんが予測できたことでさえも予測できていなかった(あるいはしていなかった)だろうと思うからです。

moriyaさんは、米国を若干“深読み”するきらいがあるように感じます。世界で起きている善いことも、悪いことも―9・11でさえ―、米国が描いたシナリオではないかという、陰謀論めいた深読みです。実際に米国には常に陰謀があり、世界を手の平で躍らせているような国であれば、本当に面白いんですけれど。でも、現実は、残念ながらもっと退屈なものなんですね。米国も超大国ではあっても、万能ではないわけですから(当たり前だけれど)。

イラクへの武力行使から現在に至るまで、米国には常に楽観論があったことは有名な話ですが、その楽観論を大真面目に信じ込んでいたのだから、普通、ちょっと考えれば誰でも予測できることにも頭が回っていなかったんでしょうね。

武力行使開始当初は、きっとイラク各地でフセイン政権への武装蜂起が起こるだろうと楽観視してみては、そんな事態など起こらず、戦闘終結後、きっとイラクはフセインを打倒した米軍に感謝し、復興政策に全面的に協力してくれるだろうと楽観視してみては、略奪の横行などによる無秩序化で収拾がつかない事態になり、さらにその無秩序化による治安悪化は「アメリカはわざとイラクの復興を遅らせている」という、これまたこてこてのしょーもない反米勢力が流すデマを広がらせることになり、米国へのイラク人の信頼感を失わせるという悪循環が生まれましたね。

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アメリカ政府としては、予定通りに進んでいるじゃないか、という感触はありませんか。
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相当ムリにムリを通して、というのであれば、予想通りです。米大統領選を見据えたブッシュ政権の戦略に、イラク復興の進捗状況も織り込みずみでしょう。暫定憲法の成立もなんとか実現させましたし、6月末までの主権移譲についても、意地でもやるでしょう。が、ここにはイラク人の米国への信頼と敬意の念は、残念ながらないでしょう。主権移譲を完了させるのはいいけれど、相当拙速で、雑なものになるのではないかとの危惧もあります。こうした点は、米国の誤算のはずです。フセイン政権から開放してあげた米国は、イラク人にとって信頼のおける友にはなれないかもしれない。イラク人との信頼醸成をめざし、フルブライト交換留学生のイラク人特別枠を設けたりなど、米国もそれなりに努力をしてはいるのですが。

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一方でカダフィなどが折れてきているし
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カダフィの件については、フセイン打倒にビビッたってだけではないでしょう。そもそも、カダフィに対するイスラム過激派の反感ももの凄く、アルカイダも彼をかなり敵視していました。9・11は実は、リビアにとっては、対アルカイダで米国に歩み寄るチャンスだった。事実、対アルカイダで米英とリビアが協調するための秘密裏の外交交渉が、2年に渡り行われてきました。この背景とも合わせて、リビアが今回、大量破壊兵器の放棄を決定したと見た方が妥当でしょう。確かに、リビアの姿勢が北朝鮮などにも波及しているようですが、リビアが行ったような米との外交交渉を北朝鮮も行うような見込みはほとんどないので、北朝鮮がリビアのように折れることは、今のところないでしょう。

余談ですが、よく言われる胡散臭いフセインとアルカイダの不仲説も、もしこれが本当で、フセインがアルカイダの存在にほとほと困り果てていたのなら、フセインがカダフィのような方針をとり、対アルカイダで米国に譲歩し、協調路線を取ることもあり得たでしょう。しかし、そうはしなかったところを見ると、確たる証拠は今のところ出てきていませんが、フセインとアルカイダの関係性も疑わざるを得ません。
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