金持ちになれるかもしれない症候群
投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/02/14 09:53 投稿番号: [32114 / 118550]
今回は貧乏人がなぜ金持ちを擁護するのかの不思議の解明である。もちろん少数の金持ちが多数の貧乏人を支配するのだから、そこには手品のようなからくりがある。そういえば「民主主義は多数決だ」という暴論もあるが、現実を見れば、この社会というのは少数派の金持ちを最大限に優遇するという民主主義の本来の姿なのだ(笑)。
「いつかは金持ちになれる」という妄想をばらまくのは拝金テロ国家アメリカが本家だが、日本でもこの種の妄想に囚われた馬鹿が数多く生産された。宝くじを見てみよ。沢山
の人が小金を持ち寄って億万長者を創り出す。資本主義とはそういうものである。宝くじで億万長者になれる確率って?それは何百万分の1。ですから、いつか成功して大金持ちになれる可能性もそれぐらいはあるのかもしれない。だから手っ取り早い方法は資産家の子どもに生まれてそのまま会社を継ぐことだ(大笑)。
誰でも松井やイチローになれるわけがない。確かに宝くじは運だけの確率だが、社会の―─資本主義社会のもっと厳粛な事実は、人はどんなに努力しても成功する確率はきわめて少ないということだ。その確率はやはり宝くじで億万長者になれる確率ぐらいかもしれない。だから、それを教えるのが教育である。
私は子どもの頃「倫理」の時間に『人にはどれだけの土地が必要か』を学んだ。今思えばとんでもない反資本主義の教材にも思えるし、反面、労働者はその程度で我慢せよとも取れないこともないのだから、文部省の粋な計らいには感謝しよう。
まあ、それをまともに解釈すれば人間の過度の欲望を戒めたものだろう。ところが今はかなりの貧乏人(?)が、「いつか金持ちに!」の妄想に囚われて金持ちを擁護するのである。マイケル・ムーア流に言えば、「いつかは俺もそこに仲間入りするから、金持ちを悪く言うのは将来の俺を悪く言うと同じだ」というような強迫観念で金持ちを味方するのだ(大笑)。
そういえば金持ちの経済団体のお偉方は消費税値上げを盛んに喧伝して、累進所得税は思い切り下げて、その欲望には限界がない。人にはどれだけの金が必要なのだろうか?
浜崎あゆみは沢山のファンが小金を持ち寄って支えているが、もし金持ち優遇税制などによって可処分所得を大幅にへらされた貧乏人がそのCDを買うのを控えだしたら、もう浜崎あゆみは存在しなくなる。近頃の首切りで金が使えいない人間がCDを買うことなどあり得ない。まあ多数の貧乏人が支えている大スターがいて、多くの人の人並みの生活こそがそれを可能にしていることも忘れてはいけない。私はそれを大スターに向かって言っている(笑)。
今日本が向かおうとしているのは多くの人の人並みの生活を保証する社会ではない。マイケル・ムーアが『ロジャー&ミー』で、GMにクビを切られたフリントの人々を追っている。企業はより以上の利潤を求めて安い賃金のメキシコへ工場を移す。だからフリントの工場は閉鎖され、大量の首切りがなされるわけだ。もし「金儲けは善」ならば、それを拒む論理がなくなる。
「金儲けは善」は正しいのか?
ちなみに私たちの多くが得ている労働の対価は正当な対価より低く見積もられているというのは常識だよ。だから労働者は金儲けをしていない(笑)。
***
「週刊新潮」の【「住民税一律10%」は朗報か】という記事の最後は、三宅久之の「消費税がフラットですが、税の不公平感はない。所得税も一律7%で足りる、という試算もあるんです」を引用して、次のことばで終わる。「いっそ、所得税の税率も一律にしたらどうか。累進税率を“働く罰金”と呼ぶ経済学者もいるのだから。」
「金持ち優遇税制」に反対する私がこういう愚劣な記事を読んだ時の怒りをおさめるためにたどり着くのが、ビル・トッテンのサイトだ。というのも彼は金持ちでありながら累進課税を推進する立場だからだ。
そのサイトで見つけた人名に「アルンダティ・ロイ」「ノーム・チョムスキー」があった。以下それは読んでいただきたい。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=603
所得税一律15%(?)とかは、侵略されたイラクの未来のようでもあるが、もちろんイラクの未来は日本にも重なるのである。御用経済学者・御用文化人がメディアで喋り続けるだろう―─「累進課税は不公平だ」「累進課税は働く罰金だ」。
「いつかは金持ちになれる」という妄想をばらまくのは拝金テロ国家アメリカが本家だが、日本でもこの種の妄想に囚われた馬鹿が数多く生産された。宝くじを見てみよ。沢山
の人が小金を持ち寄って億万長者を創り出す。資本主義とはそういうものである。宝くじで億万長者になれる確率って?それは何百万分の1。ですから、いつか成功して大金持ちになれる可能性もそれぐらいはあるのかもしれない。だから手っ取り早い方法は資産家の子どもに生まれてそのまま会社を継ぐことだ(大笑)。
誰でも松井やイチローになれるわけがない。確かに宝くじは運だけの確率だが、社会の―─資本主義社会のもっと厳粛な事実は、人はどんなに努力しても成功する確率はきわめて少ないということだ。その確率はやはり宝くじで億万長者になれる確率ぐらいかもしれない。だから、それを教えるのが教育である。
私は子どもの頃「倫理」の時間に『人にはどれだけの土地が必要か』を学んだ。今思えばとんでもない反資本主義の教材にも思えるし、反面、労働者はその程度で我慢せよとも取れないこともないのだから、文部省の粋な計らいには感謝しよう。
まあ、それをまともに解釈すれば人間の過度の欲望を戒めたものだろう。ところが今はかなりの貧乏人(?)が、「いつか金持ちに!」の妄想に囚われて金持ちを擁護するのである。マイケル・ムーア流に言えば、「いつかは俺もそこに仲間入りするから、金持ちを悪く言うのは将来の俺を悪く言うと同じだ」というような強迫観念で金持ちを味方するのだ(大笑)。
そういえば金持ちの経済団体のお偉方は消費税値上げを盛んに喧伝して、累進所得税は思い切り下げて、その欲望には限界がない。人にはどれだけの金が必要なのだろうか?
浜崎あゆみは沢山のファンが小金を持ち寄って支えているが、もし金持ち優遇税制などによって可処分所得を大幅にへらされた貧乏人がそのCDを買うのを控えだしたら、もう浜崎あゆみは存在しなくなる。近頃の首切りで金が使えいない人間がCDを買うことなどあり得ない。まあ多数の貧乏人が支えている大スターがいて、多くの人の人並みの生活こそがそれを可能にしていることも忘れてはいけない。私はそれを大スターに向かって言っている(笑)。
今日本が向かおうとしているのは多くの人の人並みの生活を保証する社会ではない。マイケル・ムーアが『ロジャー&ミー』で、GMにクビを切られたフリントの人々を追っている。企業はより以上の利潤を求めて安い賃金のメキシコへ工場を移す。だからフリントの工場は閉鎖され、大量の首切りがなされるわけだ。もし「金儲けは善」ならば、それを拒む論理がなくなる。
「金儲けは善」は正しいのか?
ちなみに私たちの多くが得ている労働の対価は正当な対価より低く見積もられているというのは常識だよ。だから労働者は金儲けをしていない(笑)。
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「週刊新潮」の【「住民税一律10%」は朗報か】という記事の最後は、三宅久之の「消費税がフラットですが、税の不公平感はない。所得税も一律7%で足りる、という試算もあるんです」を引用して、次のことばで終わる。「いっそ、所得税の税率も一律にしたらどうか。累進税率を“働く罰金”と呼ぶ経済学者もいるのだから。」
「金持ち優遇税制」に反対する私がこういう愚劣な記事を読んだ時の怒りをおさめるためにたどり着くのが、ビル・トッテンのサイトだ。というのも彼は金持ちでありながら累進課税を推進する立場だからだ。
そのサイトで見つけた人名に「アルンダティ・ロイ」「ノーム・チョムスキー」があった。以下それは読んでいただきたい。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=603
所得税一律15%(?)とかは、侵略されたイラクの未来のようでもあるが、もちろんイラクの未来は日本にも重なるのである。御用経済学者・御用文化人がメディアで喋り続けるだろう―─「累進課税は不公平だ」「累進課税は働く罰金だ」。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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