対イラク武力行使

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テロの定義、テロの正体、そして化け物

投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/02/13 21:51 投稿番号: [32105 / 118550]
  『反米の理由』という本の中で紹介されていた「米軍による軍事介入の歴史」は以下参照。

http://www.zmag.org/CrisesCurEvts/Interventions.htm

その中の1954年、グアテマラ。特殊軍事作戦・爆撃・核による威嚇

  アメリカのバナナの会社の要請でCIAのクーデター、その軍事政権がマヤ民族が数十万虐殺。皆さんにお願い、チキータバナナの不買運動。


  以下は、米軍マニュアルの短い説明―─
(注:ノーム・チョムスキー『「ならず者国家」と新たな戦争』(荒竹出版)参照)

【テロとは政治的、宗教的、イデオロギー的目標を達成するための、計画的な暴力の行使ないし威嚇や威圧や恐怖の浸透によって暴力の脅威を与えること】

  この定義と「米軍による軍事介入の歴史」を見比べれば、アメリカをテロ国家と正確に呼ばない方々はオバカサンということでしょう。

  また、その定義にしたがえば、今イラクで起きている外国による軍事的占領に対する抵抗運動を「テロ」と呼ぶことは間違っていることになります。いや、それに対し、「それだって政治的目的の達成だ!」と言い出す人もいるでしょう。だから「テロだって・・・」。実際イスラエルのシャロンならそういうでしょう。まあ奴にとってはインティファーダだってテロなのですから・・・。

  米軍のベトナム侵略に抵抗してベトナム人が反撃することをテロと呼ぶ馬鹿はいなかったでしょう。ところが今はそうではないのです。その馬鹿ばかりが大手を振って歩き始めたからです。

  よって、「われわれの行うことはテロではなく、あいつらが行うことがテロなのだ」というメディアを通して行われるプロパガンダが優勢な今、テロの定義など無意味でしょう。
そういえばチョムスキーによれば、ニューヨーク・タイムズは「テロリズムの罪悪とそれとの戦い方を知りたければシャロンに教えを乞えと!」と言っているそうだ。

  まあ戦争犯罪人を師と仰ぐテロ対策とは、要するに抵抗の戦士などに対する奴隷化宣言のようなものです。しょせん抵抗の側の残酷さは強者には足元には及ばないのだから、抵抗の側にとってのテロは戦術の一つでしかありません。ところが恐怖で民衆を支配しようとする側はテロこそが命です。強者だけがテロを使い恐怖で民衆を支配する。ですからシャロンやブッシュがテロを手放すことはありません。

***

  植民地主義政権フランスと戦ったアルジェリア戦争を描いた映画『アルジェの戦い』では、フランスの無差別爆弾テロに対抗して、フランス人が集うアルジェのカフェテリアに爆弾を仕掛け、爆発させる場面が描かれます。もちろんそこで描かれたアイスクリームを頬張る幼児もきっと死んだのでしょう。その場面は私には衝撃的場面でした。   

  もちろん宣教師であろうと市民であろうと、侵略の先兵でしかないのですが、実際に爆弾を仕掛けた抵抗の戦士には、「いい人を殺したかもしれない」というなにがしかのわだかまりが起こり、ある種の精神疾患に苦しむことをフランツ・ファノンが報告しています。
 
  「いい人」どころではありません。抵抗の側はたとえ悪い人=戦争犯罪人ブッシュなどを殺しても、殺したことによって後々苦しむこともあるのです。「殺すな!」を人間の原理にしている限りそうなるのです。よって民衆の側はいずれテロを戦術としても手放すでしょう。

  テロを知りたければ、要するにブッシュ・シャロン・ブレア・小泉など、歴史を遡ればヒロヒトやヒトラーにも教えを請うことです。そして無慈悲で残酷で恥知らずな冷血な人間を偉いと仰ぎ見ている自らの無様な姿を鏡の中に見つけて下さい。それこそが、テロによって生み出された化け物の正体です。
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