>財政赤字は問題かな?
投稿者: need2003jp 投稿日時: 2004/02/05 14:15 投稿番号: [31704 / 118550]
>tetさんもおっしゃっていましたけど、当時も財政赤字が凄い批判されましたけど、結局アメリカは歴史上はじまっていらいの好景気を20年近く味わったし、財政赤字なんて大した問題ではないというのが、私の意見
俺が言いたかったのは、減税による経済成長をアピールし、しかも具体策のない財政赤字削減を掲げているというのに呆れているだけです。大体、90年代後半の好況は、ITやバイオ技術などの投資が成功したのであって、減税による経済成長とは言いがたい部分がある。
財政赤字の問題は、大した問題ではないというが、アメリカの周囲の状況が変わりつつあることに不安がある。特に、日本の動きもちょっと不安があるんで・・・
アメリカでは、財政赤字の問題を主因として、経常収支も赤字となっている。アメリカの経常赤字は、2004年の試算でGDP(10兆ドル超)に対して、5%超と過去最悪の水準である。それによって、ドル安が進んでいるが、日本がドルを買いつづけていることで、心地よいドル安を経験している。
さて、経常赤字にスポットを移したい。かつて、この経常赤字を埋めてきたのは、日本などの経常黒字国であったということである。経常黒字というのは、国内の貯蓄のうち、投資を上回る部分にあたるものと考えていただきたい。特に、日本の経常黒字については、IMFから「世界の貴重な貯蓄」とまで言われ、財政赤字で貯蓄を使ってもなお余裕があり、米国などの経常赤字国に資金を貸せた。しかし、近年の日本の不況で、この構造にも軋みが見え始めた。
まず、財政赤字の問題である。経済開発協力機構(OECD)の見通しでは、日本の国と地方の赤字のGDPに対する割合が6.8%と、アメリカの6.9%と並び、主要国内では突出した数字を出している。また、日本の財務省によると、急激な高齢化に伴う社会保障費の増大などで2007年度の新規国債発行額は43兆円と、2004年度の36.6兆円を上回り、それだけでも国内貯蓄を食う分が増える。
一方で、情報家電などを中心に、民間の設備投資が増えてきているが、これも貯蓄を吸い上げる。更に難問なのは、高齢化で生活のための貯蓄を取り崩す人が増えて、家計の貯蓄率が低下し、日本の高貯蓄神話が崩れるということだ。
これらの理由から、5〜6年後に日本の経常収支が赤字になる可能性が出てきたのである。では、日米の経常収支の赤字が、世界経済にどれだけの影響を与えるのか?
この場合、経常黒字国が日米などの赤字を埋めれば済む話だが、世界の総生産における日米の比率は46%という莫大な数字である。それ故、両国の赤字を埋めきれないケースもありえる。そのときは、金利が上昇し、不況に陥る。黒字の合計額に赤字合計額が合うように、世界経済は縮小均衡する事態になる。特に打撃の大きいのは赤字国で、自国通貨や株式が暴落して、失業者は増える。
上記でも述べたが、日米両国の生産力は、世界でも半分近くを占めている。それだけに、日米両国の財政赤字は、両国の経済だけでなく、世界経済にとっても中長期的に深刻なのである。めくるめく好景気を減税という「モルヒネ」で演出しているアメリカであるが、具体策のない財政赤字削減は「双子の赤字が、過剰なドル安につながる」ことへの不安の証でもあり、同時に不定見な経済運営の不安をも表している感があるんですけどね・・・。
俺が言いたかったのは、減税による経済成長をアピールし、しかも具体策のない財政赤字削減を掲げているというのに呆れているだけです。大体、90年代後半の好況は、ITやバイオ技術などの投資が成功したのであって、減税による経済成長とは言いがたい部分がある。
財政赤字の問題は、大した問題ではないというが、アメリカの周囲の状況が変わりつつあることに不安がある。特に、日本の動きもちょっと不安があるんで・・・
アメリカでは、財政赤字の問題を主因として、経常収支も赤字となっている。アメリカの経常赤字は、2004年の試算でGDP(10兆ドル超)に対して、5%超と過去最悪の水準である。それによって、ドル安が進んでいるが、日本がドルを買いつづけていることで、心地よいドル安を経験している。
さて、経常赤字にスポットを移したい。かつて、この経常赤字を埋めてきたのは、日本などの経常黒字国であったということである。経常黒字というのは、国内の貯蓄のうち、投資を上回る部分にあたるものと考えていただきたい。特に、日本の経常黒字については、IMFから「世界の貴重な貯蓄」とまで言われ、財政赤字で貯蓄を使ってもなお余裕があり、米国などの経常赤字国に資金を貸せた。しかし、近年の日本の不況で、この構造にも軋みが見え始めた。
まず、財政赤字の問題である。経済開発協力機構(OECD)の見通しでは、日本の国と地方の赤字のGDPに対する割合が6.8%と、アメリカの6.9%と並び、主要国内では突出した数字を出している。また、日本の財務省によると、急激な高齢化に伴う社会保障費の増大などで2007年度の新規国債発行額は43兆円と、2004年度の36.6兆円を上回り、それだけでも国内貯蓄を食う分が増える。
一方で、情報家電などを中心に、民間の設備投資が増えてきているが、これも貯蓄を吸い上げる。更に難問なのは、高齢化で生活のための貯蓄を取り崩す人が増えて、家計の貯蓄率が低下し、日本の高貯蓄神話が崩れるということだ。
これらの理由から、5〜6年後に日本の経常収支が赤字になる可能性が出てきたのである。では、日米の経常収支の赤字が、世界経済にどれだけの影響を与えるのか?
この場合、経常黒字国が日米などの赤字を埋めれば済む話だが、世界の総生産における日米の比率は46%という莫大な数字である。それ故、両国の赤字を埋めきれないケースもありえる。そのときは、金利が上昇し、不況に陥る。黒字の合計額に赤字合計額が合うように、世界経済は縮小均衡する事態になる。特に打撃の大きいのは赤字国で、自国通貨や株式が暴落して、失業者は増える。
上記でも述べたが、日米両国の生産力は、世界でも半分近くを占めている。それだけに、日米両国の財政赤字は、両国の経済だけでなく、世界経済にとっても中長期的に深刻なのである。めくるめく好景気を減税という「モルヒネ」で演出しているアメリカであるが、具体策のない財政赤字削減は「双子の赤字が、過剰なドル安につながる」ことへの不安の証でもあり、同時に不定見な経済運営の不安をも表している感があるんですけどね・・・。
これは メッセージ 31606 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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