案山子嬢へのレス
投稿者: need2003jp 投稿日時: 2004/01/22 16:00 投稿番号: [30750 / 118550]
>アメリカは何度も他の方達がおっしゃっているように、メルティングポットなんですよ。だからアメリカ合衆国になったのはまだたかだか200年でもアメリカに住む人たちそれぞれのもってきた歴史はながーいのです。
>私は各民族の文化をどうやって伝統的な形で守っていくかというのは、その文化(生まれ育ったものとか、民族にとらわれず)愛している人達が個人的に守り伝えて行くしかないと思います。誰かも言っていた通り、文化は遺伝子で伝わるわけではないですから。
自分から見ると、アメリカという国家は、多くの人種が住んでいるということもあり、ナショナリズムや国境観というのも、他の地域とは異なるものがあった。だからこそ、異文化に対する好奇心と理解を持っていたと考えている。しかし、今や経済力・軍事力ともに、世界でもけた違いのパワーを持ってしまい、その肥大化によって歪になりつつあるように見える。「自由」や「正義」の普遍化によって、自分達とは異質なものを排除する志向が強くなったように思える。そもそも、世界というのは、「祖や源流を同じとするもの、同じ民族やアイデンティティー」の圏内で、多元秩序がなされてきたが、冷戦以後の「力の不均衡」を背景に、アメリカが様々な面で、それを潰しにかかっているという見方もある。
9/11テロ以後、アメリカは対テロを掲げ、アフガン・イラクに戦争したが、自分達の「正義」や「自由」というものを、強引に押し付けすぎた感がある。特に、イラク戦争では、国連無視という形で強引に先制攻撃を仕掛けたことで、少々後味が悪い部分が残っている。結果としてフセイン拘束など一時的な戦果はあったものの、大規模終結宣言直後の連合国暫定当局のブレマー行政官の行った初期の政策はひどいものだった。まるで、かの有名なダグラス・マッカーサー気取りで、国連との話し合いもろくにせずに強引極まりない形で政策を断行したことで、治安悪化という後味が悪い形を残してしまった。
ブッシュさんは、一般教書演説で、「帝国」という言葉を否定したが、実は変に普遍化された「自由」と「正義」を戦争という強引な形で推し進めている所に、「帝国」という言葉がちらつく。「中東の民主化だ」とか言っているのが、その典型であるのではないか?例えば、イスラムというと、男女間の差別がひどすぎると聞く。だが、それはイスラム文化の伝統的慣習というものに縛られており、それを壊すというのは「力」だけでは難しい。男女平等を染み込ませる土壌から作らねばならず、膨大な時間がかかる。しかも、アメリカというのは、大統領の任期が最高で8年ということもあり、その時々で国家方針も変わるのである。そんな中で、中東の民主化を推し進めるといっても、非常に難しいと思われる。民主化というのは、そこに住んでいる人達が自ら決めるもので成り立っているが、イラクにおいては選挙方法を巡る「ズレ」がちらついている。そこには、部族の均衡をはかろうとするCPAと、自分達のことは自分達で決めるというシーア派の民族自決主義的な志向が伺われる。
しかし、イラクは難しい。シーア派とスンニ派の確執だけでなく、北部の石油都市キルクークの所属を巡りクルド人とシーア派が争っている。クルドと仲の悪い隣国のトルコも、これに絡んでいて、状況は複雑だ。とてもじゃないが、民兵組織の解体というわけにはいかないだろう。
>私は各民族の文化をどうやって伝統的な形で守っていくかというのは、その文化(生まれ育ったものとか、民族にとらわれず)愛している人達が個人的に守り伝えて行くしかないと思います。誰かも言っていた通り、文化は遺伝子で伝わるわけではないですから。
自分から見ると、アメリカという国家は、多くの人種が住んでいるということもあり、ナショナリズムや国境観というのも、他の地域とは異なるものがあった。だからこそ、異文化に対する好奇心と理解を持っていたと考えている。しかし、今や経済力・軍事力ともに、世界でもけた違いのパワーを持ってしまい、その肥大化によって歪になりつつあるように見える。「自由」や「正義」の普遍化によって、自分達とは異質なものを排除する志向が強くなったように思える。そもそも、世界というのは、「祖や源流を同じとするもの、同じ民族やアイデンティティー」の圏内で、多元秩序がなされてきたが、冷戦以後の「力の不均衡」を背景に、アメリカが様々な面で、それを潰しにかかっているという見方もある。
9/11テロ以後、アメリカは対テロを掲げ、アフガン・イラクに戦争したが、自分達の「正義」や「自由」というものを、強引に押し付けすぎた感がある。特に、イラク戦争では、国連無視という形で強引に先制攻撃を仕掛けたことで、少々後味が悪い部分が残っている。結果としてフセイン拘束など一時的な戦果はあったものの、大規模終結宣言直後の連合国暫定当局のブレマー行政官の行った初期の政策はひどいものだった。まるで、かの有名なダグラス・マッカーサー気取りで、国連との話し合いもろくにせずに強引極まりない形で政策を断行したことで、治安悪化という後味が悪い形を残してしまった。
ブッシュさんは、一般教書演説で、「帝国」という言葉を否定したが、実は変に普遍化された「自由」と「正義」を戦争という強引な形で推し進めている所に、「帝国」という言葉がちらつく。「中東の民主化だ」とか言っているのが、その典型であるのではないか?例えば、イスラムというと、男女間の差別がひどすぎると聞く。だが、それはイスラム文化の伝統的慣習というものに縛られており、それを壊すというのは「力」だけでは難しい。男女平等を染み込ませる土壌から作らねばならず、膨大な時間がかかる。しかも、アメリカというのは、大統領の任期が最高で8年ということもあり、その時々で国家方針も変わるのである。そんな中で、中東の民主化を推し進めるといっても、非常に難しいと思われる。民主化というのは、そこに住んでいる人達が自ら決めるもので成り立っているが、イラクにおいては選挙方法を巡る「ズレ」がちらついている。そこには、部族の均衡をはかろうとするCPAと、自分達のことは自分達で決めるというシーア派の民族自決主義的な志向が伺われる。
しかし、イラクは難しい。シーア派とスンニ派の確執だけでなく、北部の石油都市キルクークの所属を巡りクルド人とシーア派が争っている。クルドと仲の悪い隣国のトルコも、これに絡んでいて、状況は複雑だ。とてもじゃないが、民兵組織の解体というわけにはいかないだろう。
これは メッセージ 30747 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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