利害の衝突
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2003/12/16 18:18 投稿番号: [28996 / 118550]
今日は頭があまり働かないので、現在のイラクの枠組みを大ざっぱに整理してみよう。もちろん皆さん承知していることだろうけど、「サダム後の見通し」(28956)で紹介したように、大きく分けてイラクにはイスラム教徒でも、スンニ派とシーア派がいる。そして、民族的な違いとしてクルド人。これら3つの国内勢力は利害関係が異なる。さらに現在の状況は、第四のグループとして、米軍を中心とする外部勢力がいると考えることができる。この4つの勢力を念頭に描きながら、絶対に忘れてはならないことが2つあると思う。
・ 米国がイラクでの金儲けに固執する限り、国連へのさまざまな権限の移管はあり得ない。すでに暫定占領当局、イラク統治評議会の下でさまざまな復興事業契約を結んでおり、国連に権限を移管することはそうした契約がすべてパーになる可能性があるからだ。
・ 同じく米国がイラクでの金儲けに固執する限り、民主的なルールの下でのイラク人への主権の早期委譲もあり得ない。実際、暫定占領当局は総選挙に必要な国勢調査を妨害しているし、シーア派が求める早期総選挙実施に反対している。そりゃそうだろう。やっぱり、これまでの契約がパーになる可能性があるし、現在総選挙をやれば、人口比からしてシーア派が主体となる政権ができる可能性がある。
となると、米国はこの後何を考えるかなんだけど...まあ、今日はこのぐらいにしておきましょう。俺が一つ気になったのは、フセインさんを拘束するときに、クルド警察(?)が一緒だったかの話があったような。あくまで大ざっぱだけど、米国がスンニ派やシーア派と手を組むのは難しいように思える。どうなるんでしょうね。いやはや、これは、頭のゲームとしては面白いですね。
(バグダッドのbloggerの皆さん、すみません。でも、俺はやっぱり外野だから。自分の楽しみもなければ、こんな続けられません。)
これは メッセージ 28956 (masajuly2001 さん)への返信です.
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