アメリカ アメリカ アメリカ
投稿者: eldragon88 投稿日時: 2003/09/13 15:40 投稿番号: [27107 / 118550]
日本人にとって自由が眩しかった時代のアメリカは、今はもうない。
アメリカは自らその最大の魅力を失ってしまった。
アメリカ国民が「自由」ではなく、「安全」を選択したからだ。
国内を少し移動しようとするたびに、空港で何重もの身体チェックを
受け、どのビルにも自由に出入りすることは出来ない。
スーパーやコンビニで日々の些細な買い物をするのにも、カメラで監視
され、街を歩くのにも身分証は欠かせない。
そして、今では通信履歴や、メールの内容まで追跡され、
ある番号に電話を掛けただけで、理由もなく拘束されてしまう。
これが、「自由の国」の実情だ。
まるで、ゲットーのようなありさま。
アメリカ国内には、「要塞の街」が多数存在している。
マンハッタンでは、バッテリーパークシティがそのひとつ。
年収10万ドル以上の高所得者だけが、そこの住人になり得る。
住宅街そのものが塀で囲まれ、住民も部外者も限られた出入り口で
セキュリティチェックを受けなければ、街に出入りすることが出来ない。
塀の中で生活する限り、その安全は限りなく保証されている。
今や、要塞の街の住人になることが、アメリカンドリームなのである。
「自由」ではなく「安全」がドリームになってしまった。
でも、見方を変えれば、要塞の街は刑務所と同じ論理だ。
違うのは、塀の中の暮らしはリッチではある、
しかし、そこに懲りない面々がいるという点では変わらない。
彼らは口を揃えて主張していた。
「アメリカは、イラクを攻撃すべきだ」と。
安全信仰は、権力による管理社会を助長する。
そして、民主主義が脅かされる。
民主主義は、決して安全を担保するものではなく、
自由を保証する制度であり理念であるからだ。
今はどうか知らないが、以前のアメリカは州政府が
連邦政府を訴えるというようなことは日常的だった。
州政府が訴えなければ、市民によって州政府が訴えられる。
合衆国憲法に照らして、それは当然の成り行きである。
個人の自由と財産が、尊重されるべき最優先の価値であるからだ。
911による最大の被害者は、もしかして合衆国憲法かもしれない。
そして、加害者は自由ではなく安全を選んだアメリカ国民。
本質的なところでは、そんな気がする。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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