経済の見方 - need2003jpさんへ
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2003/08/02 09:21 投稿番号: [26875 / 118550]
俺はずっと「資本主義」という言葉に違和感を覚えていたが、やっとその理由ができたような気がする。need2003jpさんは、「資本主義というのは、搾取のシステム」というように書いていたけど、このような見方は意味がないと思えるのだ。経済システムに「主義」をつけるのは誤りあるいは考えの混乱を招くと思える。
たとえばある国でAというモノがどうしても必要で、そのためには多額の投資が必要であると仮定しよう。しかし、Aを作ると、どうしても環境汚染物質が出てくる。その対策を講じようとすると、さらに多額の投資が必要になる。このことは、その国の経済システムが「資本主義体制」であろうと「社会主義体制」であろうと関係ない。要するに、その対策費用を出すお金があるか、その気があるかどうかだけの問題だ。旧ソ連で公害はなかったろうか。そんなことはないだろう。どんな経済体制であろうと、何の対策も打たなければ、Aというモノを作ることによって必ず環境汚染は生まれるのだ。もし資本主義に問題があるとすれば、一般に競争が激しいと、対策費用を削る可能性が高くなる、ということぐらいだろう。
つまり、俺が言いたいのは、現在世界中で起きている問題を「資本主義」に関連付けることは誤りではないか、ということだ。むしろ、それは社会の成熟度というか、そういう問題なのだ。社会が他を犠牲にしてまで何かをすることを許容するかどうかという問題なのだ。もし社会が許容しなければ、企業が環境対策をないがしろにすることはできないだろう。
自分自身も使っていたけど、「資本主義」という言葉はもう廃れたんじゃないだろうか。むしろ「資本主義」という言葉によって、俺たちは具体的な企業や個人に対する視点を奪われると思う。「資本主義がなければ」という、訳の分からない方向に行ってしまうと思う。俺たちは、モノを生産・販売し、購入・消費するという具体的な人間の行為から経済を見ていくべきなんじゃないだろうか。また、そのための適切な言葉を見つけ(なければ、造語する)、考えていくべきじゃないんだろうか。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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