対イラク武力行使

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親米愛国と依存的尊厳観

投稿者: bin5ban5 投稿日時: 2003/07/02 00:24 投稿番号: [26716 / 118550]
> 今どき、悪いことは「すべてアメリカのせい」なんて言うバカ、どこにいるのかね。そんなことも知らずに「すべてアメリカのせい・・・?」だもんな。bin5ban5さん、こんなの相手にしたってしょうがないよ。俺はあなたの情報収集力一目置いてるし、そのために時間使ってくれた方がみんなのためだよ。

自分が楽しめる範囲で投稿してるんだから、これはこれでいいの。「すべてアメリカのせい・・・?」というのは、予想範囲内というか、親米主義者のベタな反応じゃないですか。それに、tet010101 さんは、けっこう話が通じる方だと思いますよ。

masajuly2001 さんの言う「アメリカ盲従主義者」の中には、冷戦体制が終わっているにもかかわらず、「『アメリカがいつも日本のためにがんばってくれる』という素朴な『親米愛国』図式」(奥平康弘・宮台真司著『憲法対論 転換期を生き抜く力』,平凡社新書, p.123)を素直に信じている人もいれば、対米従属を続けている限りアメリカに都合よく利用されてしまうのは百も承知だが、もし対米従属政策を止めてしまえば、日本はもっとヒドイことになるという杞憂を抱いている確信犯的な人もいます。そして、どちらも、たいていは依存的尊厳観を生きている人たちだと思われます。依存的尊厳観というのは、“崇高なるもの・大いなるもの”との一体化で得られる自尊心こそが尊厳だとする尊厳観ですが、日本の親米主義者の場合、アメリカおよびアメリカと一心同体の日本が“崇高なるもの・大いなるもの”の対象となっています。

このように見れば、ブッシュ政権と日本の対米従属政策を擁護・賛美したり、ブッシュ政権が非難する国を忠実に非難したり、アメリカ批判に対して、まるで個人的な誹謗中傷を受けたかのように反発したりする反応は、全て予定調和でベタなものに過ぎません。

こういうことはデリケートな問題だから投稿するかどうかちょっと迷ったのですが、「すべてアメリカのせい・・・?」というような反応は全然突拍子もないものではないし、tet010101 さんが擁護しているのは、恐らく、アメリカという国家だけではないということです。


○宮台真司他著『戦争論妄想論』(教育史料出版会, 1999年), pp.25-26

  まず、人の尊厳について2種類の考え方があり、それにそって国についても二つの考え方があるということです。一方に、尊厳とは崇高なるもの・大いなるものとの一体化で得られる自尊心だとする尊厳観があり、他方に、尊厳とは社会関係のなかで自由な試行錯誤の積み重ねで得られる自尊心だとする尊厳観があります。
  どちらの尊厳観も人類の誕生とともに古いですが、思想的に洗練されたのは、前者の「依存的尊厳観」は十九世紀のドイツ国法学(R・スメントの結合理論がピーク)、後者の「自立的尊厳観」は十八〜十九世紀のイギリス自由主義哲学(J・S・ミルの自由論がピーク)です。前者は大陸系合理論、後者は英米的経験論の系譜に属します。前者は枢軸国的(後発資本主義的)、後者は連合国的です。
  この分岐は愛国心についての考え方にもかかわります。国法学的考え方では「大いなるものとの一体化」の対象イコール国家、となります。自由主義哲学的考え方では、「自由な試行錯誤」を支える公共財は歴史のなかで血によって購われてきたものだから、タダ乗りは許されないし、これを守る行為は尊いという発想になります。
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