Re: 対ゲリラ作戦とはなにか?
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2007/08/24 17:30 投稿番号: [109307 / 118550]
再びこんにちは。カカシさんのブログは、どうやら職場からだとブロックがかかって読めないようです(仕事しろって?
苦笑)。家に帰ってから目を通してみます。
ペトラエウスの作戦については、あちらの職場でも概ね好意的に評価されてはいましたけど、正直、今となっては最終的にどれだけの効果を上げるのか、甚だ疑問です。
ご説明の(2)に伴うリスクは分かりますし、現に、ペトラエウスの作戦が本格化していた今年の4、5、6月辺りの米軍兵の死者数は急増していますね。特に今年5月の米兵の死者数は、2004年11月に最悪を記録した141人に次ぐ多さです。意地悪な言い方をしますと、より「対ゲリラ戦『適応』型」の戦略にシフトし、ゲリラ戦への警戒心はより高まったであろうにもかかわらず、自軍の犠牲を減少できないとはどういうことか――との懸念は残るでしょう。先月と今月の米兵の死者数はやや減りましたが、それでも例年よりも多いくらいです。
バグダッドと同時に、イラク南部も問題ですが、あの程度の増派と二重スパイ状態なイラク人治安要員では、南部まで手を回せる余裕はないでしょう。正直、イギリス軍の士気はもはや高くないですし。南部を拠点にinsurgency側がチャンスを見計らいつつ、力を蓄えている状況にあるともいえます。日本ではなじみのあるムサンナ県知事が爆殺されましたが、こうしたイラク人政府要人の殺害は、ややもすると一定の支持すら得られる現状であると考えた方がいいです。これは、今年の2月か3月でしたか?外部と一線を引くイラク人のinsurgencyが、一般市民を巻き込むことのないターゲット戦略を明確化したことによります。
米軍の成果はどうあれ、根っこの反米感情を取り除くことは難しいですし、バグダッドの過去の栄華を現在に重ね合わせるイラク人の、幻影にすがった結果失望する悪循環に陥いってしまう感情を持つが故に、ターゲットを占領者とその協力者のみに向けたinsurgency側を応援する心理状態にあり、金を理由に米軍に協力しているイラク人治安要員は、むしろ軽蔑の対象となる傾向にあると思います。
ブッシュ政権第1期の国務省政策企画室長だったリチャード・ハースはイラク戦争を「選択の戦争」と呼びました。他の政治的オプションがあるにもかかわらずわざわざ戦争の道を選んだので「選択の戦争」だということだそうです。敢えて選択した戦争なのだから、犠牲は最小限にとどめたい。ゆえに派遣兵隊数は極限まで減らされた。正規兵の間隙をPMC要員で埋めることで乗り切っているところはありますが、これは逆に、どなたかが仰っていたように、米国の社会構造がゆえに戦争を止められない状況の一つの象徴であるともとれます。ペトラエウスもPMCの重要性を米上院で証言していますが、正規兵ほど明確にはなっていないがおそらく正規兵の数倍は死んいるであろうPMCの犠牲者数も含めると、いったいこれから、米兵はイラクでどれだけ死ぬのだろうか?――と考えてしまいますね。
ペトラエウスの作戦については、あちらの職場でも概ね好意的に評価されてはいましたけど、正直、今となっては最終的にどれだけの効果を上げるのか、甚だ疑問です。
ご説明の(2)に伴うリスクは分かりますし、現に、ペトラエウスの作戦が本格化していた今年の4、5、6月辺りの米軍兵の死者数は急増していますね。特に今年5月の米兵の死者数は、2004年11月に最悪を記録した141人に次ぐ多さです。意地悪な言い方をしますと、より「対ゲリラ戦『適応』型」の戦略にシフトし、ゲリラ戦への警戒心はより高まったであろうにもかかわらず、自軍の犠牲を減少できないとはどういうことか――との懸念は残るでしょう。先月と今月の米兵の死者数はやや減りましたが、それでも例年よりも多いくらいです。
バグダッドと同時に、イラク南部も問題ですが、あの程度の増派と二重スパイ状態なイラク人治安要員では、南部まで手を回せる余裕はないでしょう。正直、イギリス軍の士気はもはや高くないですし。南部を拠点にinsurgency側がチャンスを見計らいつつ、力を蓄えている状況にあるともいえます。日本ではなじみのあるムサンナ県知事が爆殺されましたが、こうしたイラク人政府要人の殺害は、ややもすると一定の支持すら得られる現状であると考えた方がいいです。これは、今年の2月か3月でしたか?外部と一線を引くイラク人のinsurgencyが、一般市民を巻き込むことのないターゲット戦略を明確化したことによります。
米軍の成果はどうあれ、根っこの反米感情を取り除くことは難しいですし、バグダッドの過去の栄華を現在に重ね合わせるイラク人の、幻影にすがった結果失望する悪循環に陥いってしまう感情を持つが故に、ターゲットを占領者とその協力者のみに向けたinsurgency側を応援する心理状態にあり、金を理由に米軍に協力しているイラク人治安要員は、むしろ軽蔑の対象となる傾向にあると思います。
ブッシュ政権第1期の国務省政策企画室長だったリチャード・ハースはイラク戦争を「選択の戦争」と呼びました。他の政治的オプションがあるにもかかわらずわざわざ戦争の道を選んだので「選択の戦争」だということだそうです。敢えて選択した戦争なのだから、犠牲は最小限にとどめたい。ゆえに派遣兵隊数は極限まで減らされた。正規兵の間隙をPMC要員で埋めることで乗り切っているところはありますが、これは逆に、どなたかが仰っていたように、米国の社会構造がゆえに戦争を止められない状況の一つの象徴であるともとれます。ペトラエウスもPMCの重要性を米上院で証言していますが、正規兵ほど明確にはなっていないがおそらく正規兵の数倍は死んいるであろうPMCの犠牲者数も含めると、いったいこれから、米兵はイラクでどれだけ死ぬのだろうか?――と考えてしまいますね。
これは メッセージ 109305 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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