サルの反省
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/01/12 07:00 投稿番号: [100252 / 118550]
先日ブッシュ米大統領が発表した「イラク新政策」は、予想されたとおり「支離滅裂」のオンパレードですね。生ハムさんは「反省の弁」と捉えられたようですが、私には「開き直りの弁」に聞こえました。
『イラク駐留米軍は勇敢に戦った。過ちの責任は私にある』
これは連邦政府が軍への支援を渋ったことに対する反省に見えますが、実は米国内や世界中で高まった反戦世論を暗に攻撃するものです。要するに『これからは、世論なんか気にせずガンガン行きますよ』と言うわけですね。
『バグダッドの治安維持に失敗した主な理由は2つ。テロリストや武装勢力を排除した地区の治安を保つのに十分な規模のイラク軍、米軍がいなかった。軍への制約も多すぎた』
これも同じ。「十分な規模の兵力」があったなら治安悪化は防げたと思わせる詭弁です。
『イラクで成功する戦略は軍事作戦にとどまらない。イラクの一般市民が、軍事作戦に伴う改善を目にしなくてはならない。そのために、米国はイラク政府に彼らが定めた目標を堅持させる』
この「思い上がり」爆裂の一節には、失笑を通りこして吐き気がします。なんと! マリキ政権を支援するのではなく、従えさせると言っているのです。(イラク政府による)政治的課題の解決のために軍事作戦で支援するのではなく(米軍による)軍事作戦を成功させるために、マリキ政権を脅迫して動かそうってんですから、開いた口が塞がりません。
『長期的にみて米国民を守る最も現実的な方法は、問題を抱えた地域に自由を普及させ、憎悪のイデオロギーに代えて、希望のあるイデオロギーを提示することだ』
冷戦時代に使い古された「イデオロギー闘争」という煙幕です。実際の問題は、第三世界がインフラ整備や国民福祉を放棄し、一部富豪の利益や海外資本の増殖を優先させるように導く傲慢な帝国主義路線にあるのですが、その矛盾を単純な「民主主義vs専制主義」にすり替え、「体制の押しつけが平和を呼ぶ」などという危険な幻想へ聴衆を誘導しようとしています。
『今、引き下がることはイラク政府の崩壊をもたらす。そのシナリオによって米軍駐留は長期間になり、より攻撃力を備えた敵に立ち向かわざるを得ない結果になる』
これは、マリキ政権が「米軍によって、かろうじて成立している」ことを、うっかり認めてしまった失言です。米国大統領自身が「イラクの現政権は傀儡政権だ」と言っているに等しいのですから、もはや語るに落ちるというものでしょう。
今回の演説でハッキリと分かったことは、米軍のバグダッド支配および傀儡政権が、もはや風前の灯火であり、兵力の増強なくしては交渉も撤退もできないところまで追い込まれている…ということでしょう。
困難な状況を認めることで国民の危機感を煽り、政府に対するより一層の「忠誠」を強いる手口は、旧日本帝国の「一億玉砕」スローガンと同様です。米国や日本では、これに結構な数の人々が乗せられるでしょうが、もはや大勢に変化はないだろうと思えます。英明なる日米両国民は、ゆめゆめ「散り急ぐ愚」を犯さないよう注意が必要でしょう。
『イラク駐留米軍は勇敢に戦った。過ちの責任は私にある』
これは連邦政府が軍への支援を渋ったことに対する反省に見えますが、実は米国内や世界中で高まった反戦世論を暗に攻撃するものです。要するに『これからは、世論なんか気にせずガンガン行きますよ』と言うわけですね。
『バグダッドの治安維持に失敗した主な理由は2つ。テロリストや武装勢力を排除した地区の治安を保つのに十分な規模のイラク軍、米軍がいなかった。軍への制約も多すぎた』
これも同じ。「十分な規模の兵力」があったなら治安悪化は防げたと思わせる詭弁です。
『イラクで成功する戦略は軍事作戦にとどまらない。イラクの一般市民が、軍事作戦に伴う改善を目にしなくてはならない。そのために、米国はイラク政府に彼らが定めた目標を堅持させる』
この「思い上がり」爆裂の一節には、失笑を通りこして吐き気がします。なんと! マリキ政権を支援するのではなく、従えさせると言っているのです。(イラク政府による)政治的課題の解決のために軍事作戦で支援するのではなく(米軍による)軍事作戦を成功させるために、マリキ政権を脅迫して動かそうってんですから、開いた口が塞がりません。
『長期的にみて米国民を守る最も現実的な方法は、問題を抱えた地域に自由を普及させ、憎悪のイデオロギーに代えて、希望のあるイデオロギーを提示することだ』
冷戦時代に使い古された「イデオロギー闘争」という煙幕です。実際の問題は、第三世界がインフラ整備や国民福祉を放棄し、一部富豪の利益や海外資本の増殖を優先させるように導く傲慢な帝国主義路線にあるのですが、その矛盾を単純な「民主主義vs専制主義」にすり替え、「体制の押しつけが平和を呼ぶ」などという危険な幻想へ聴衆を誘導しようとしています。
『今、引き下がることはイラク政府の崩壊をもたらす。そのシナリオによって米軍駐留は長期間になり、より攻撃力を備えた敵に立ち向かわざるを得ない結果になる』
これは、マリキ政権が「米軍によって、かろうじて成立している」ことを、うっかり認めてしまった失言です。米国大統領自身が「イラクの現政権は傀儡政権だ」と言っているに等しいのですから、もはや語るに落ちるというものでしょう。
今回の演説でハッキリと分かったことは、米軍のバグダッド支配および傀儡政権が、もはや風前の灯火であり、兵力の増強なくしては交渉も撤退もできないところまで追い込まれている…ということでしょう。
困難な状況を認めることで国民の危機感を煽り、政府に対するより一層の「忠誠」を強いる手口は、旧日本帝国の「一億玉砕」スローガンと同様です。米国や日本では、これに結構な数の人々が乗せられるでしょうが、もはや大勢に変化はないだろうと思えます。英明なる日米両国民は、ゆめゆめ「散り急ぐ愚」を犯さないよう注意が必要でしょう。
これは メッセージ 100239 (namahamu3mai さん)への返信です.
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