RMA(続き)
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/07/05 05:10 投稿番号: [780 / 1982]
(日をまたいでしまった・・・。おはようございます。)で、ここで考えなければならないのは、単に外敵の排除をどうすればいいのかというお話ではなく、戦闘が終結した直後の地域の国土復興と国家再建という平和構築過程において、軍隊のプレゼンスがどうしても必要な期間があり、その平和構築過程における軍隊の運用の在り方は、どうあるべきなのか――ということなのです。
ここでは、僕は、やはり、できるだけ大規模の兵力を地上に投入することが不可欠だ
ろうと思うのです。
紛争地で駐留する多国籍軍やPKOの軍事要員に最近、国連の機関や赤十字などの人道救援団体の職員の安全と移動の自由を確保することで、人道支援活動を保護し、人道救援要員の被害者へのアクセスが武装勢力により妨害されるという事態を防ぐ任務を与える文言を含む国連安保理決議が、近年頻繁に登場しています。
さらに、イラクの場合は、無政府状態に置かれたイラクの住民の安全を、警察が組織
化され、きちんと機能するまでの一定期間、守るための役割も加えられます。
こうした警護任務をイラクで十分に行うには、やはり15万じゃ少な過ぎた…。占領統治においては、RMA的な発想に基づき、少ない兵力で効率よく任務を遂行するというやり方は向いていなかったと思います。
今は外国人テロ組織が流入してしまい、事態が困難になっていますが、外国人テロ組
織が流入する前の、治安がまだなんとかなっていた昨年の7月頃くらいも、あまり米軍の活動の評判を貶めてしまうような事態になってしまっていたと考えます。
この頃は、まだ今のような爆弾テロなんかはありませんでしたが、一般犯罪が頻発し、女性や子どもなどの誘拐や略奪なんかがやたらと起きました。ここでは、通学路や学校、病院などの警護が必要でしたが、イラク人警察はまだうまいこと機能しないので、こういうものも外国軍部隊が肩替わりする必要があったわけです。
ところが、石油施設などには兵隊が重点配備されていましたが、一般生活に必要な場
所への警護がまったくないといっていいほど手薄でした。単純に略奪や誘拐などの標的になりやすい施設への警護に当たらせるだけの兵力がなかったためだと思いますが・・・。この辺りからすでに、「どういうわけなのか、一般犯罪すら防げない米軍」という噂がイラク人の間でささやかれることになり、「あいつらは何しに来やがったんだ!」っていう感情が芽生え始めてしまうわけで・・・。敵を排除することが目的ではない、プレゼンスの圧力で無秩序状態を乗り切るだけの兵力という意味で大規模投入が必要だったであろうと言うことで、これは、平和構築という文脈における、戦時における軍事オペレーションとはまったく別の発想の軍事組織の運用が必要となる部分だと思っています。
今回イラクで編成される多国籍軍も、かなり異質なんですよ。
本来、ほかの紛争地では、国連系の国際機関などが人道復興支援を行い、その活動を軍事組織が保護するという形態をとるのですけれど、イラクでの多国籍軍は、安保理決議1546にもあるように、多国籍軍自体が、人道復興支援そのものを行うよう規定されちゃっています。
軍事組織ができる人道復興支援は結局対症療法的なものばかりだから、本来は、本格
的で中長期的な復興・開発支援が行える国連なんかの国際機関やほかの文民機関が
やった方がいいんですよ。けれど、国連も文民機関も入り込む余地をつくり出せな
かったため、軍事組織に人道復興支援の任務まで国連決議で与えてしまったイラクは、他の紛争地での平和構築に比べると、ホントに異質だと思うんですよね。
地上兵力の大規模投入は、国連なんかの国際機関や他の文民機関が、なんとか復興支
援を進められるための環境を醸成する上でも必要だったと思うんですけどね。国連のイラク支援団も、いつ現地での活動を再会できるのか今のところ見通しがつかないですし。
それでも「えいやぁ!」で、イラク政権を発足させ、なかば力技で復興の道筋をつけてしまっていますが・・・。
取り敢えず。
ここでは、僕は、やはり、できるだけ大規模の兵力を地上に投入することが不可欠だ
ろうと思うのです。
紛争地で駐留する多国籍軍やPKOの軍事要員に最近、国連の機関や赤十字などの人道救援団体の職員の安全と移動の自由を確保することで、人道支援活動を保護し、人道救援要員の被害者へのアクセスが武装勢力により妨害されるという事態を防ぐ任務を与える文言を含む国連安保理決議が、近年頻繁に登場しています。
さらに、イラクの場合は、無政府状態に置かれたイラクの住民の安全を、警察が組織
化され、きちんと機能するまでの一定期間、守るための役割も加えられます。
こうした警護任務をイラクで十分に行うには、やはり15万じゃ少な過ぎた…。占領統治においては、RMA的な発想に基づき、少ない兵力で効率よく任務を遂行するというやり方は向いていなかったと思います。
今は外国人テロ組織が流入してしまい、事態が困難になっていますが、外国人テロ組
織が流入する前の、治安がまだなんとかなっていた昨年の7月頃くらいも、あまり米軍の活動の評判を貶めてしまうような事態になってしまっていたと考えます。
この頃は、まだ今のような爆弾テロなんかはありませんでしたが、一般犯罪が頻発し、女性や子どもなどの誘拐や略奪なんかがやたらと起きました。ここでは、通学路や学校、病院などの警護が必要でしたが、イラク人警察はまだうまいこと機能しないので、こういうものも外国軍部隊が肩替わりする必要があったわけです。
ところが、石油施設などには兵隊が重点配備されていましたが、一般生活に必要な場
所への警護がまったくないといっていいほど手薄でした。単純に略奪や誘拐などの標的になりやすい施設への警護に当たらせるだけの兵力がなかったためだと思いますが・・・。この辺りからすでに、「どういうわけなのか、一般犯罪すら防げない米軍」という噂がイラク人の間でささやかれることになり、「あいつらは何しに来やがったんだ!」っていう感情が芽生え始めてしまうわけで・・・。敵を排除することが目的ではない、プレゼンスの圧力で無秩序状態を乗り切るだけの兵力という意味で大規模投入が必要だったであろうと言うことで、これは、平和構築という文脈における、戦時における軍事オペレーションとはまったく別の発想の軍事組織の運用が必要となる部分だと思っています。
今回イラクで編成される多国籍軍も、かなり異質なんですよ。
本来、ほかの紛争地では、国連系の国際機関などが人道復興支援を行い、その活動を軍事組織が保護するという形態をとるのですけれど、イラクでの多国籍軍は、安保理決議1546にもあるように、多国籍軍自体が、人道復興支援そのものを行うよう規定されちゃっています。
軍事組織ができる人道復興支援は結局対症療法的なものばかりだから、本来は、本格
的で中長期的な復興・開発支援が行える国連なんかの国際機関やほかの文民機関が
やった方がいいんですよ。けれど、国連も文民機関も入り込む余地をつくり出せな
かったため、軍事組織に人道復興支援の任務まで国連決議で与えてしまったイラクは、他の紛争地での平和構築に比べると、ホントに異質だと思うんですよね。
地上兵力の大規模投入は、国連なんかの国際機関や他の文民機関が、なんとか復興支
援を進められるための環境を醸成する上でも必要だったと思うんですけどね。国連のイラク支援団も、いつ現地での活動を再会できるのか今のところ見通しがつかないですし。
それでも「えいやぁ!」で、イラク政権を発足させ、なかば力技で復興の道筋をつけてしまっていますが・・・。
取り敢えず。
これは メッセージ 778 (silverlining430 さん)への返信です.
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