全体的には「上手く行っている」-2
投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/06/30 10:47 投稿番号: [629 / 1982]
なぜに、僕やシルバーさんが「大規模投入すべき”だった”」としているか
なんですが。
アフガン「攻撃」との『違い』をアメリカ政府は「際立たせるべき”だった”」
からです(多分、シルバーさんも、大筋ではそう考えているのではないでしょうか)
つまり、アフガンの場合はタリバン政権(?)+アルカイダが「徹底抗戦の構え」
をみせていた訳ですし、交渉もほぼ全く成立しない(ライターさんが何度も仰る、
外交交渉が決裂した後は軍人が登場する)状況になっていましたので
国連決議等も取り付けて『圧倒的な「武力行使に出た」』。
この行動は、言うなれば
「無政府状態の国内で、イスラム原理主義勢力が勝手な
夢想的政権を樹立して、非現実的な政策を実施し、その夢想と非現実さを
周辺諸国や他の国へ外交手段をすっ飛ばして、端っから無差別テロの行使
(つまり、武力行使)を優先するような政策を取った場合」
に対する『イスラム教国も含めた国際社会からの現実的な「対応」』を
示したと考えられます。
(このイスラム教国も含めた、と言うのは、ほとんどの中東イスラム教国では
アルカイダ型のイスラム原理主義は、過激過ぎて:原理主義のサウジでさえも:
そのままゴクンと飲み込める代物ではないことと、本来、中東のイスラム教国が
目指した体制は、世俗的なイスラム社会主義圏だった、と言う背景があります)
しかし、イラクに対する対応をアフガンと同じレベルでは出来ないはずなんです。
その理由は
1.独裁政権であっても、バース党主導ですから「世俗的な政策」を実施していた。
(この世俗的な政策が『指導される民主主義としての社会主義
=結果、独裁政権になる』であることを知らないか誤解している人が
世界中に多いのも事実ですけどね)
2.独裁政権ではあって「無政府状態」ではないですし、旧フセイン政権は
イスラム原理主義が国内に広がることを最も嫌っていた。
(クルド人に対する強圧的な政策は、単純な昔からの差別意識に加えて、
イスラム教以前の原始アミニズム宗教と強い部族意識が彼らの背後にあって、
そうしたモノとイスラム原理主義が結びつくこと非常に嫌ったせいでもあります)
とまぁ(他にも諸々あるとは思いますが)、旧ソ連との内戦や北部同盟の内紛、
タリバンの破壊的政策等で「徹底的に国内が壊滅状態だったアフガン」と
旧フセイン政権下のイラクではその内容が『全く違った』のは事実です。
ですから、
『独裁政権の排除だけ』がそもそもの「目的」で十分な訳ですから
『兵力の大規模は必要なし』・・は、かかしさんへの直接のレス(#617)でも
書かせてもらったように、
『イスラム原理主勢力がイラク領内へ侵入してくる権力の空白を発生させる
可能性を高くする』だけで、治安の維持にはマイナス効果の方が大きいと考える訳です。
かかしさんが仰る
>誤算があったとしたら、あまりにも早くイラク政府が壊滅し、
が、本当ならば、アメリカ政府の諜報情報収集能力はお粗末の極みだと
言わざるえません(ちょっと、逆説的な言い方っす、笑)
地上兵力を投入する前段階の第一球(ですね、ライターさん、笑)で、
フセイン政権が崩壊すること等は十分に認識していたはずなんです。
(これはシルバーさんも同じことを書いてらっしゃいますね)
此処からなんですよ
『イラク攻撃とアフガン攻撃が「決定的に違う」ことを全世界に見せる』のは
つまり
1.無政府状態のイスラム原理主義が支配する国家の体をなしていない地域への対応
と
2.独裁国家ではあっても国家の体をなしている地域への対応
は
『同じ武力を行使出来る軍事組織を使っても、その具体的な「行使方法」が
全く異なる』ことを明確にすることで
前者は
主にアルカイダ等のイスラム原理主義勢力に対しては、例え一国を原理主義者達が
支配して「主権国家」を唱えようとも国際社会は「絶対に認めない決意」を
圧倒的な武力行使で知らしめた、訳です。
対して後者は
第三世界に未だに存在する「独裁政権の指導者」に対して、反米、反西欧、
反民主主義的な理屈だけで(ライターさんが何度も仰る)「李下に冠を正す行為」
に対しては、その『政権排除には断固として臨む』ことを知らしめた、訳です。
(この意味をリビアのカザフィ大佐は、即刻理解して、自分がその政権の座から
追われるよりは、政権維持を優先してアメリカと和解した方が良いと判断した
と思います・・普通は、そうでしょう、しかし、フセインはその道を
選ばなかった)
続きます
なんですが。
アフガン「攻撃」との『違い』をアメリカ政府は「際立たせるべき”だった”」
からです(多分、シルバーさんも、大筋ではそう考えているのではないでしょうか)
つまり、アフガンの場合はタリバン政権(?)+アルカイダが「徹底抗戦の構え」
をみせていた訳ですし、交渉もほぼ全く成立しない(ライターさんが何度も仰る、
外交交渉が決裂した後は軍人が登場する)状況になっていましたので
国連決議等も取り付けて『圧倒的な「武力行使に出た」』。
この行動は、言うなれば
「無政府状態の国内で、イスラム原理主義勢力が勝手な
夢想的政権を樹立して、非現実的な政策を実施し、その夢想と非現実さを
周辺諸国や他の国へ外交手段をすっ飛ばして、端っから無差別テロの行使
(つまり、武力行使)を優先するような政策を取った場合」
に対する『イスラム教国も含めた国際社会からの現実的な「対応」』を
示したと考えられます。
(このイスラム教国も含めた、と言うのは、ほとんどの中東イスラム教国では
アルカイダ型のイスラム原理主義は、過激過ぎて:原理主義のサウジでさえも:
そのままゴクンと飲み込める代物ではないことと、本来、中東のイスラム教国が
目指した体制は、世俗的なイスラム社会主義圏だった、と言う背景があります)
しかし、イラクに対する対応をアフガンと同じレベルでは出来ないはずなんです。
その理由は
1.独裁政権であっても、バース党主導ですから「世俗的な政策」を実施していた。
(この世俗的な政策が『指導される民主主義としての社会主義
=結果、独裁政権になる』であることを知らないか誤解している人が
世界中に多いのも事実ですけどね)
2.独裁政権ではあって「無政府状態」ではないですし、旧フセイン政権は
イスラム原理主義が国内に広がることを最も嫌っていた。
(クルド人に対する強圧的な政策は、単純な昔からの差別意識に加えて、
イスラム教以前の原始アミニズム宗教と強い部族意識が彼らの背後にあって、
そうしたモノとイスラム原理主義が結びつくこと非常に嫌ったせいでもあります)
とまぁ(他にも諸々あるとは思いますが)、旧ソ連との内戦や北部同盟の内紛、
タリバンの破壊的政策等で「徹底的に国内が壊滅状態だったアフガン」と
旧フセイン政権下のイラクではその内容が『全く違った』のは事実です。
ですから、
『独裁政権の排除だけ』がそもそもの「目的」で十分な訳ですから
『兵力の大規模は必要なし』・・は、かかしさんへの直接のレス(#617)でも
書かせてもらったように、
『イスラム原理主勢力がイラク領内へ侵入してくる権力の空白を発生させる
可能性を高くする』だけで、治安の維持にはマイナス効果の方が大きいと考える訳です。
かかしさんが仰る
>誤算があったとしたら、あまりにも早くイラク政府が壊滅し、
が、本当ならば、アメリカ政府の諜報情報収集能力はお粗末の極みだと
言わざるえません(ちょっと、逆説的な言い方っす、笑)
地上兵力を投入する前段階の第一球(ですね、ライターさん、笑)で、
フセイン政権が崩壊すること等は十分に認識していたはずなんです。
(これはシルバーさんも同じことを書いてらっしゃいますね)
此処からなんですよ
『イラク攻撃とアフガン攻撃が「決定的に違う」ことを全世界に見せる』のは
つまり
1.無政府状態のイスラム原理主義が支配する国家の体をなしていない地域への対応
と
2.独裁国家ではあっても国家の体をなしている地域への対応
は
『同じ武力を行使出来る軍事組織を使っても、その具体的な「行使方法」が
全く異なる』ことを明確にすることで
前者は
主にアルカイダ等のイスラム原理主義勢力に対しては、例え一国を原理主義者達が
支配して「主権国家」を唱えようとも国際社会は「絶対に認めない決意」を
圧倒的な武力行使で知らしめた、訳です。
対して後者は
第三世界に未だに存在する「独裁政権の指導者」に対して、反米、反西欧、
反民主主義的な理屈だけで(ライターさんが何度も仰る)「李下に冠を正す行為」
に対しては、その『政権排除には断固として臨む』ことを知らしめた、訳です。
(この意味をリビアのカザフィ大佐は、即刻理解して、自分がその政権の座から
追われるよりは、政権維持を優先してアメリカと和解した方が良いと判断した
と思います・・普通は、そうでしょう、しかし、フセインはその道を
選ばなかった)
続きます
これは メッセージ 628 (asean_peace11 さん)への返信です.
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