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>グローバリゼーションへの参入

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/07 22:13 投稿番号: [1303 / 1982]
こんばんは
アセアンさん

さて、経済グローバリゼーション(思想信条、宗教、文化は取敢えず切り離しましょう)とは米国型の金融資本システムをさすことになると思います。
イギリス型の植民地経済システムが本国の生産力に対して市場と資源供給先としての植民地に依存した結果、閉鎖系となって発展性を失ったのに対し、米国型は実態的な植民地支配を行うことなく金融支配をもって市場を支配しようとするところにあるのではないでしょうか。
これは米国の圧倒的な生産力と軍事力に信用を置く意味で国力(生産力と軍事力金融力の総体)本位制といいえるかと思います。

経済はシステムとして考えれば数字の世界に還元され得るのでしょうが、人の営みである限り政治、軍事、ひいては文化の影響を無視することはできません。
米国型のシステムにしても第一次世界大戦以降としてもすでに90年の時代の検証を受けており、この間にソ連型の経済システムを退けているわけです。
米国はこの自国有利の(自分で育てたのだから当然です。)経済システムを担保するために強大な軍事力を保持しているわけです。
英仏は自国の経済的独自性を維持するために一定の軍事力を保持し、日独は軍事のかなりの部分を米国に依存することによって米国型システムの枠内で大きく復興発展したわけです。(かなり乱暴な一般化ですが。(笑))
中露といったかつての敵対国が米国型の土俵の上で勝負し始めている現在、独自路線をとってこの経済システムに背を向けることは自殺行為といえるでしょう。

前置きが長くなりましたが、グローバリゼーションへの”参入方法”はある意味簡単なのです。
要するに米国の土俵で勝負すればいいわけですから。(笑)

問題はなかなかシステム上の話だと割り切れないことにあるのでしょう。
経済活動として、国民の一部が割り切って同じ土俵上で活動するうちはいいですが、その経済活動が庶民レベルに下りてきた場合(大量消費財は消費も生産もどちらもそうなります)、それは文化の話になってくるからです。
農業もそうですし、古くからの地場産業もそうです。
ただ、この点はある程度ドラスティックな割りきりが必要ではないかと思っています。
これは自分が苦労して育てた自前のシステムではない借り物のシステムで勝負するわけですから、どうしても試行錯誤の時間が足りません。
要するに適応する時間が与えられないまま淘汰されてしまう可能性が高いわけです。
アセアン諸国が成長路線に乗った時代と比べても現在の経済活動は全地球的です。
日本においても切り捨てられてゆく分野があるように、強引なキャッチアップは経済活動がグローバルであるだけ没個性的になり民族としてのアイデンティの喪失につながりやすい。
経済的に成功するためには米国の準州になってしまったほうが手っ取り早いですから、どうしても政治問題化してしまうわけです。

これをある程度緩和するにはどうするかといえば、アセアンさんも前に言ってましたがイスラム文化圏で擬似ブロック経済化を行うことではないかと思います。
ただ、この選択は仮に思わぬ成功を収めてしまった場合、米国と正面衝突する可能性が高い。
地球経済の中のイスラム経済といった感じでうまく穏やかな地域経済化ができるかどうか。
米国の権益をあからさまに侵さない状況を造るには石油がやはり中心にならざるを得ないかとは思います。
石油を表に出して多少の地域経済化は目をつぶってもらう。
そのためにも中東地域の政治的安定性の確保が重要になるでしょう。
発展段階のステップをすっ飛ばさない結果はそういった意図的なダブルスタンダード状態を作るしかしょうがないのではないかと思っています。

う〜む、どうしてもしっかりした政権基盤が育たないと難しい話になりそうです。

取敢えずです。
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