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zionisatou2さん

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/03/30 03:24 投稿番号: [452 / 1657]
ひょっとしたら掲示板にもう目は通されてはいないかもしれませんが…。ご挨拶まで。

新天地でのご活躍を心からお祈りしております。頑張ってきてください。

>まいったな、私的には正義を主張していたんですがね(笑い)。

>正義派を自認しているつもりなんですよ。

zionisatou2さんの投稿はちゃんとした人が読めば分かりますよ。仰りたいことはよくね。「正義を主張していた」という意味も。たかが掲示板、されど掲示板です。

どんな場所であっても言うべきことは言うという姿勢が重要なのでしょう。

zionisatou2さんは、先頃急性骨髄性白血病の合併症で亡くなったスーザン・ソンタグが重なります。

ソンタグはチョムスキーのように反米の立場に立つ批評家・作家として有名なようですが、僕は彼女を反米とは思っておりませんし、人の生き死ににのリアルに身を置こうとしたという意味では、チョムスキーのような論の展開の仕方とは一線を画し、現場で起こっていることの実感を伴う悩みの中から声を発していたという点で評価しております。

以下、大江健三郎と彼女との往復書簡の中での彼女の言葉をzionisatou2さんの新出発を祝してご紹介します。

(引用)
「ナチズムが敗退してこのかた、われわれ善良な『ドイツ国民』は二重のスローガンのもとに政治的な思考を組み立ててきた。これ以上戦争は起こさせない。これ以上アウシュビッツは起こさせない」

「しかしいま、苦痛とともに自覚せざるを得ない。戦争それじたいがアウシュビッツ、つまりジェノサイドを引き起こすのではないということを。場合によってはアウシュビッツを阻止(あるいは抑止、または停止)するには、たった一つしか方策がない――それは戦争だ――とうことを」

「NATOがセルビア上空で軍事行動を展開していた期間、たまたま私は南イタリアの都市バリに長期滞在していました。そのバリでも数回の反戦デモで、同じスローガンの看板を目にしました。『戦争をやめよ。ジェノサイドをやめよ』。抗議していた善意の人々は、これらの二つのアピールは、合わせれば同じ主張になると考えていたに相違ありません。しかし、そうはならないのです」

「かりにNATOが戦争を否定していたとしたら、それはコソヴォの人々にとって、どういう事態を意味していたでしょう――助けは来ない、ということです。ボスニアの人々がセルビアとクロアチアの侵略者の攻撃にさらされていた――殺され、爆撃されていた――3年の間、結局NATOが彼らに伝えたメッセージは、助けないということだったんです」

「何事かをしない、つまり無為。それもまた行為なのです」



ソンタグの上の発言はある人はブレであると批判するかもしれません。チョムスキーがそうでした。しかし僕はそうは思いません。

まさにこの瞬間、人がなぶり殺しにされているときに何をしたらいいのか?――という問いに真剣に悩んだ人の混沌とした声は、僕は傾聴に値するものだと思っております。

また、日本で平和を願うと言っている人たちほど、ソンタグが「苦痛とともに自覚せざるを得ない」と言っていることの意味を分かる人はいないだろうとも思っております。

現場を知る平和主義こそが重要だと感じる今日この頃ですし、zionisatou2さんの仰る「正義」の意味も、そこにあるものなのだろうと、僭越ながら解釈しております。

お元気で。またのご登場を心待ちにしております。
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