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懲罰的武力行使と警護任務②

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/05/18 17:45 投稿番号: [1533 / 1657]
(続き)
その意味ではライターさんの、
>国連が『ある程度』の
>『強制力を持った平和維持部署』を
>持っても良いと思っている。
――との意見も、「ある程度」と注意深く強制力の限定付けをしているようですが(笑)、PKO戦略の中で考えられてもいいと僕は思っています。

国連が給料さえしっかり払えれば、民間警護会社などで働いているような軍事専門要員を、国連の「平和維持部署」ないしは「平和構築部署」に取り入れ、PKO要員として活動してもらうのもいいでしょうね。もはや民間ではなく、国連職員としての警護要員ですけど。

PKOに積極的な北欧諸国やカナダなどの中堅諸国は、たとえばカナダのレスター・ピアソンPKO研究センターのように、国内の軍関係者や民間の軍事専門要員、民間の開発援助関係者やNGO要員などからPKOに派遣させるための人材をプールするということをしていますが、そうした人材プールといざというときの派遣体制が国連側に未整備であるため、つくってもよいのでは思うときがあります。(ちなみに以前お話した明石さんの構想は、カナダのレスター・ピアソンPKOセンターのようなものを日本でも――っていうのがあるみたいです。ははは)。

では、懲罰ではなく警護任務としての武力行使に国連が至るとしたら…って論点ではなんですけど、
①懲罰的な武力行使同様一切しない
②ある程度の権限を認める
③PKFを多国籍軍並み(=つまり実質的な国連軍)にし、武装勢力の掃討作戦も実施可能にさせる(ガリ元国連事務総長が考えていたことですけど、ソマリアとユーゴで憂き目を見ましたので提案するの止めちゃいましたが)
――の3つが大きく考えられるかなと。

僕は②の線を視野に入れ考えているのですが、そうなるとアセアンさんが以前仰っていた…

>襲撃された際の
>小規模戦闘任務が出来るか否か?
>が警護任務を行う要員には
>必然的に求められてしまう・・・

――という点が問題になります。

国連がここまでの任務をするとなると、PKOに要員を派遣したいという国が減るのじゃないか――とのスカイさんのご意見ももっともで、このことはつまるところ、紛争地などで活動するという、国益とは本来関係ないかもしれない分野の行動のリスクを、国家はどこまで負うのか?――という問題だと思いますが。

さらに日本の場合、憲法上の問題も加わりますので、警護任務を担うPKOには参加しないという方針で動くことは火を見るよりも明らかでしょうし。

国連にそれほど期待はできないのはそうなのですが、ただ、紛争地におけるPKOのほかに、紛争地復興を国際的に担う方法が思いつかないし、国連側も国連側で、PKOですらまだおぼつかないのに、緊急展開部隊を国連が持つかどうかの話までしちゃっているから、Rapid Deployment Forceの話にまでなったら、警護任務じゃすまなくなるし、それこそ本格的な武力行使を含む強制力を考える議論をしなければならない。

国連が武力行使というリスクをどこまで負うのかについては、やはり気になるところではあるんですよ。
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