イラク戦争

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反占領の非暴力直接行動という闘争形態も②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/06/04 08:20 投稿番号: [4696 / 5091]
  アフガニスタンでは、タリバン穏健派が、武装解除に応じ、
選挙にも参加しようとしている。
ムタワキル元外相は、カンダハルから立候補。
独立委員会のムジャディディ師は、恩赦を提言。
ヘクマチアル氏やオマル師への恩赦も提言。
現地の米軍は、
「アフガニスタンの統一と安定が実現されるのであれば、ムジャディディ師の
  立場を支持する」という声明を発表。
  米は、アフガニスタン政府がタリバン穏健派を政治プロセスに取り込む
という方針に対して、これを支持するものと思われる。

  アメリカも、アフガニスタンでは、穏健派タリバンの選挙参加を認めるので
あるから、停戦を申し出ているイラクのスンニ派地元武装勢力と停戦し、
その選挙参加を認めない理屈はないと思えるのだが、、、
  泥沼化を呈している現状で、アメリカにとっても、そう悪い話でもないと
思えるのだが、、、


米により、「テロリスト」と名指しされているハマスが、選挙で躍進している。
レバノンでも選挙が行われている、ヒズボラも躍進するそうだ。

  テロリストとレッテル張りされる者達が、堂々と選挙に打って出て、
しかもかなりの数の民衆から得票を得て、正々堂々と合法的に、民主主義的に
戦っているし、躍進している。
それは同時に武装闘争から離れていくことでもあると思う。


  中東民主化というものが、一定程度は、確かに進展しつつあることもまた
事実だ。
  確かに、アメリカの御都合主義的なモメントもあるだろう。
それでもよいではないか。
言わば、それを逆手に取って、中東の民主化を進めればよいではないか。
中東の民主化は、中東の民衆の心から求めているものであるからだ。

  例えば、アラブの大義、シオニストとの戦いという口実で、国内矛盾を
排外主義的に外部に転嫁し、独裁政権を延命してきた。
中東のほとんどの政権は今まではそうだったのではないか。


  スンニ派武装勢力は、スンニ派宗教指導者層や政治指導者層と連結している。
穏健派層を表に立て、
<一方的停戦>→<停戦>→<復興・選挙参加・テロリスト排除>
という方向へ向かえないわけではないと思う。

  アラウィ政権では無理だったものの、スンニ派をも取り込んだ新政権では
無理だとも思えない。
  事実、新政権とスンニ派武装勢力との交渉が始められた。

  新たに国防相となったドゥレイミ氏。
ドゥレイミ部族は、ファルージャ近郊の大きな有力部族だ。
しかも、1995年、ファルージャのドゥレイミ族がフセイン政権に対して
反乱を起こし、鎮圧され、処刑者を150人も出した。

  ドゥレイミ氏は、ファルージャ近郊の有力スンニ派部族の力を背景にしている
と思われる。

  ドゥレイミ氏の国防相就任は、シーア派、クルドも合意している。
ということは、新政権が、スンニ派武装性勢力に対して、
歩み寄りのサインを送ったものとも解釈は可能だと思う。

  スンニ派宗教指導者層は、イラク軍、イラク警察への参入を推奨している。
シーア派、特にSCIRIのバドル旅団に暴力装置のヘゲモニーを握られるという
現実政治の力関係への、現実的対応というモメントが大きかったと思う。
しかし多面同時に、スンニ派側からの歩み寄りのサインという解釈も
成り立たない訳ではないとも思う。

  つまり、双方からの歩み寄りの兆候がない訳ではない。

2004年4月のファルージャ停戦後、地元武装勢力の治安機関への編入という
かたちでの決着の方式。
  それを、現在的に再度、スンニ派武装勢力の治安機関への編入というかたちで
スンニ派武装勢力を取り込む方式。

クルドのペシュメルガ、SCIRIのバドル旅団、サドル派のマハディ軍などは
公認されている。
ならば、スンニ派系の武装組織の一定の公認化ということも妥当だとも
思えなくはない。
むしろ、民族・宗派間のバランスをとるという意味では、その方が安定すると
言えると思う。
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