イラク戦争

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「イラク帰還兵:心の闇とたたかう」NHK②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/12/12 04:52 投稿番号: [3759 / 5091]
  PTSDの症状が改善せず、自宅で療養を続ける帰還兵もいます。
「誰かに狙われる恐怖に脅えています」
「デモをしていただけの無実の民間人を銃殺してしまったのです」
「私の部隊は48時間のうちに30人以上の民間人を殺しました」
  民間人を殺害することは罪ですと上官に告げた軍曹は、米国内基地への
配置転換を言い渡されました。
自分の心を納得させられない。
民間人を殺してしまったことがトラウマに。

  患者の多くが悪夢にうなされるなど睡眠中の障害に悩まされています。
睡眠時の脳波の状態を詳しく調べています。
PTSDは脳の中の記憶を司る海馬の機能低下によるものと考えられています。
脳の状態を観察するMRI装置の中で、ビデオゲームをすると、PTSD患者は激しく
海馬を使っていることが分かります。
PTSDの事前選別の方法として使うことが考えられています。

  戦闘ストレスコントロールチーム
軍医とカウンセラーなど約20人で一チーム
イラクでは、地域ごとにチームが編成され、前線の近くで兵士の精神的な
ケアを行います。問題が起きた場合、いち早く応急措置を取る為です。
前線後方に仮設テントを立て、診療を行っています。
精神的な苦痛を訴えた兵士は、一旦前線から離脱し、ここで数日間、集中的な
カウンセリングを受けます。
「民間人を殺した罪悪感に苦しむ兵士がたくさんいました。そういう兵士とは、
  語り合うことが大切でした。我々の武器はそんなに精密ではないので、誤って
  殺してしまうことだってある。テロリストは群集の中に身を隠して攻撃をして
  くるのだから、民間人の犠牲が出てしまっても仕方が無い。君は応戦する必要
  があったんだ。テロリストに対して我々は正当な戦い方をしてきたんだと話し
  ました。辛い戦闘経験をしたら、その直後に手当てをすることが大切なのです」

「私の任務は戦力増強要員と呼ばれています。職務の遂行が可能な兵士の数を
  できるだけ多く保つという任務です」(精神衛生担当官)

  PTSDなどの深刻な病状を抱えている兵士の内、イラクで実際にカウンセリング
や治療を求めた兵士は、23から40%となっています。
<症状を訴えなかった理由>
・仲間からの信頼がなくなる
・上官からの取り扱いが変わるのが怖い
・弱い人間だと思われる

  PTSDの治療を続けているある陸軍軍曹は、前線でストレスを訴えた時の軍の
対応が深い心の傷となって残っています。
戦闘ストレスコントロールチームが書いた診断書では、本人が希望すれば、
72時間の集中的なストレス軽減プログラムを受けさせるとなっていました。
治療を申し出ましたが。上官は拒否し、帰国を命令しました。
軍法会議が待っていました。罪名は臆病罪。恐怖の為に任務を遂行できなかった
罪です。最高刑は死刑。

「軍と精神医療医師は妥協できる基準を見つける為にせめぎ合いを続けている」
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