イラクの犠牲者10万人
投稿者: nanisunjya 投稿日時: 2005/02/09 01:34 投稿番号: [276044 / 280993]
の根拠の論文(The Lancet のウエブページに掲載のものを読んでみたよ。
題名: Mortality before and after the 2003 invasion of Iraq: cluster sample survey (2003年のイラク侵攻以前と以後の死者数:クラスター サンプル調査)
この調査はイラクの18の州を11の区域に分けて(調査をしやすくするため危険や経済の程度が似たものをペアにしている。ペアにした州はどちらか一方だけ現地調査をする)しているらしいね。そしてこの11の区域に人口に合わせ33のクラスターを割り振ってそれぞれ1箇所の調査点を決めて各地点の近くにある30戸をインタビューするって手順らしいよ。
調査としては正しい手順だと思うね。問題は調査した戸数(988)がイラク全土に散らばっているのではなく30戸ずつのかたまりとしていること。そしてこのそれぞれ30戸からなる33箇所の調査地点が人口密度の高い部分(town, village, or urban neighbourhood)だという事かな。
人口密度の高いところは爆弾などの被害率も高くなるし人口密度の低いところは攻撃そのものがあまりないだろうからね。まあ人口密度が低い所の総人口とそうでないところの総人口では後者が多いだろうから何倍もの偏りを生むわけではないだろうけどね。
11の区域:
http://www.geocities.jp/nanisunjya/lancet_figure1.gif
日本の自衛隊が行っているサマワのあるムサナ州は色が違っていることでも気が付くかもしれないけど現地調査からは除外されてるね。一番人口が小さいって理由も有るかもしれないけど安全だってことも有るのかな。
調査結果:
http://www.geocities.jp/nanisunjya/lancet_table2.gif
この表は調査した988戸(インタビュー拒否や留守も含む)の侵略以前の死亡数と侵略以後の死亡数をまとめたものだね。その差が侵略によって起こされた死者数って解釈をしてるみたいだね。直接の被害だけでなく心労などによる死亡や衛生状態の悪化による死亡も含まれるんだろうね。これはこれで意味の有るやり方だと思うけどね。
侵略以前と以後の死亡数はそれぞれの対象人数と対象期間が違う(110538人月と138439人月)から実際の計算の際はこの表の数値を補正しているみたいだね。
暴力(戦闘や爆撃なんかを指すんだろうね、テロによるものも有ればここに入るはずだね)によるファルージャの死者は特別扱いして計算からは除外しているみたいだよ。
この調査は侵略による死者数を98000人(ファルージャ以外)と見積っているんだよね。そしてそれの元になる現地調査での死者数は32.39人なんだ。調査対象は7868人で元にしたイラクの人口23879000人(ムサナ州を除く)の0.033%だね。だから調査で出た死者数を3035倍して98000(98299)人って数字を出してるみたいだよ。
こうしてみると調査のサンプルが少ないみたいだね。でもそれはしかたないだろうしその結果死亡数の可能性の範囲を「95%の確率で8000人から194000人」ってゆるく現しているのだから間違いではないよね。
(続く)
題名: Mortality before and after the 2003 invasion of Iraq: cluster sample survey (2003年のイラク侵攻以前と以後の死者数:クラスター サンプル調査)
この調査はイラクの18の州を11の区域に分けて(調査をしやすくするため危険や経済の程度が似たものをペアにしている。ペアにした州はどちらか一方だけ現地調査をする)しているらしいね。そしてこの11の区域に人口に合わせ33のクラスターを割り振ってそれぞれ1箇所の調査点を決めて各地点の近くにある30戸をインタビューするって手順らしいよ。
調査としては正しい手順だと思うね。問題は調査した戸数(988)がイラク全土に散らばっているのではなく30戸ずつのかたまりとしていること。そしてこのそれぞれ30戸からなる33箇所の調査地点が人口密度の高い部分(town, village, or urban neighbourhood)だという事かな。
人口密度の高いところは爆弾などの被害率も高くなるし人口密度の低いところは攻撃そのものがあまりないだろうからね。まあ人口密度が低い所の総人口とそうでないところの総人口では後者が多いだろうから何倍もの偏りを生むわけではないだろうけどね。
11の区域:
http://www.geocities.jp/nanisunjya/lancet_figure1.gif
日本の自衛隊が行っているサマワのあるムサナ州は色が違っていることでも気が付くかもしれないけど現地調査からは除外されてるね。一番人口が小さいって理由も有るかもしれないけど安全だってことも有るのかな。
調査結果:
http://www.geocities.jp/nanisunjya/lancet_table2.gif
この表は調査した988戸(インタビュー拒否や留守も含む)の侵略以前の死亡数と侵略以後の死亡数をまとめたものだね。その差が侵略によって起こされた死者数って解釈をしてるみたいだね。直接の被害だけでなく心労などによる死亡や衛生状態の悪化による死亡も含まれるんだろうね。これはこれで意味の有るやり方だと思うけどね。
侵略以前と以後の死亡数はそれぞれの対象人数と対象期間が違う(110538人月と138439人月)から実際の計算の際はこの表の数値を補正しているみたいだね。
暴力(戦闘や爆撃なんかを指すんだろうね、テロによるものも有ればここに入るはずだね)によるファルージャの死者は特別扱いして計算からは除外しているみたいだよ。
この調査は侵略による死者数を98000人(ファルージャ以外)と見積っているんだよね。そしてそれの元になる現地調査での死者数は32.39人なんだ。調査対象は7868人で元にしたイラクの人口23879000人(ムサナ州を除く)の0.033%だね。だから調査で出た死者数を3035倍して98000(98299)人って数字を出してるみたいだよ。
こうしてみると調査のサンプルが少ないみたいだね。でもそれはしかたないだろうしその結果死亡数の可能性の範囲を「95%の確率で8000人から194000人」ってゆるく現しているのだから間違いではないよね。
(続く)
これは メッセージ 276027 (nanisunjya さん)への返信です.
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