イラクで日本人拘束

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「人質」5−1

投稿者: shippou_kohaku 投稿日時: 2004/09/26 10:01 投稿番号: [239909 / 280993]
遅くなりましたが、第四章「それでも僕は戦場へ行く」です。

橋田さん、小川さんが襲撃されて亡くなった第一報を聞いた状況・感想は
「第一報を知ったのは新聞社の方からの電話」で、
「日本人だけを特定して狙ったんだろうか?」という事だったそうです。
「あの辺りは外国人のメディアが襲われていると以前からよく聞いていた」が、
「状況知らされて、そうじゃないかもしれないとも思った」
「とにかく亡くなったのは誤報であって欲しいと願った」
「この事件を知ってイラク人の感情もついにここまで来たか」と思ったそうです。

連絡をくれた新聞社の方に「それでもまたイラクへ行きますか?」と聞かれ
「もちろん行きたい」けれど、
「(彼らは狙い撃ちされたと聞いて)いくら行きたいと言っても
  世間やメディアの手前、とても動きにくい状況がある」
【拘束→自衛隊撤退、解放後の自己責任問題等もあり】
「自分の気持ちと周辺の感情との兼ね合いについて整理がついていない時に
  痛ましい事件が起こってしまったのでとにかく色々悩んでいる」
「イラクへ行きたい気持ちに変わりはないが、(自分が動くことで)
  何がどのようになってしまうのかについてきちんと考えなければいけない」
と思っているそうです。

【イラク人は日本人が好きだから、イラクへ行く時にはわりと安心感があり、
  人質事件の時もまだ楽観的な気持ちが残っていた、と吉岡氏に言われ】
「僕も捕まった時はずっとそう思っていました」と答えています。

また吉岡氏は、「イラクの人はそう簡単に殺さないだろう」
という楽観めいた所があった、これまでそういう事件があっても
「まあ、でも大丈夫じゃないか」という部分があった、
「作戦として人質を取ったけれど、イラクの人たちは日本人をとても好きだから
  簡単には殺さないだろう」と思っていたが、橋田さんたちの事件で
「これから本当に取材が難しくなる、日本人は嫌われ始めたんだ」と思い、
「確実に日本人も嫌われていることが橋田さんたちの事件ではっきりした」
と言っており、それに対して「嫌われたどころか完全に敵視されている。
  心情的にはアメリカに対するものとそれほど変わらない扱いであり」
日本人嫌いのイラク人が出てきたので「今はとても複雑な心境だし、
(自分にとっても)大きな出来事」だったそうです。

拘束時も「イラク人は本当に日本人の事を好きだから、手荒なことはしないはず」
という思い込みがずっとあったけれど、この事件で狙い撃ちだったことを聞き、
「先に裏切ったのは日本人なんですが、ものすごく考えさせられた」そうです。

【イラクは入国しづらいし、よくわからない“見えない国”だけど】
「イラク人に接した時に彼らのことを知る」ので、
拘束されている間に「イラク人をさらに身近に感じ始めた」そうです。
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