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憲法問題考察には長期的視野が必要

投稿者: M_Keith 投稿日時: 2004/05/25 08:00 投稿番号: [187223 / 280993]
>「では現状が戦争になりうる状況か?」に
ついては、限りなく低い可能性を議論してしまうことになるのも通常のことです。
M_Keithさんをしても一般論に終始されていましたよね。

確かに、日本が侵略を直接受ける可能性は現状ならば低いでしょう。認めます。ただし「限りなく」という言葉を使えるほどかどうか?そして、将来的には不明です。日本国憲法は、両院の国会議員の2/3以上の賛成と国民投票での過半数の賛成が憲法改正に必要という非常に厳しい改正条件がつきますので、改正するかどうかの議論をするに当たっては、相当に長期的な将来的可能性まで含めた上で検討を進めておかなければなりません。一回改正したら、50年以上は改正できないものだという(現に現行憲法はそう言ってもいいですよね)ぐらいのものですから。
そして、私の話が一般的抽象的だったのは認めますが、こういう軍事問題を語る上での大事な前提であることも確かです。言いかえれば、こういう類の問題を考える上での常識といってもいいです。

>ひとつは改憲による軍事費の上昇。
つまりオフェンス装備への「転換」などは考えられないので、「追加」の発生。
>そして、持ってしまった場合の、他国へ与える「余分の」脅威。
>要するに、喧嘩をするための準備をしているのを
他の国は見ているということです。

現実に、ある中国人から「日本では憲法上軍隊を持っていないと言ってるのに実際は持っている。そういう有様では(戦前のように)コントロールがきかなそうで、怖い怖い」という誤解に基づいた批判を受けたことがあります。
改憲したからといって、即軍事費上昇に結びつくとは限りません。軍事費問題は、常に現状と近い将来の周辺状況の現実的危険性に絡みます。
他国が日本の軍備状況を注視しているのと同様、日本だって他国の軍事状況は注視しています。先に挙げた防衛白書に、よく書かれています。

>わたしの話の前提には、常に自衛隊の現状装備の優秀性と
島国という防御面の利点が前提になっています。
もちろん自衛隊を否定してるわけではありません。

これだって、遠い将来にどうなるかは誰にも予測がつきません。現状なら、確かに自衛隊装備は優秀ですが、他国だって指をくわえて見ているだけではありません。現に中国は有人ロケットを打ち上げましたよね。技術革新は、どこの国でも常に課題なのです。他国のその必死の努力をなめてはなりません。島国の有利性についても、現実にミサイルという、被害を与えるだけならば島国も陸続きも関係ないという兵器が現実にありますよね。あなたのおっしゃった前提は、永久不変のものではなく、時代とともに変化しうるものなのです、軍事問題に関しては。先に言ったように、安全保障に関わる憲法問題は、相当に長期的な視野も考慮に入れなければ片手落ちです。

>中国やインドの経済的脅威、少子化問題のほうが早急な対策として必要である
という気持ちが非常につよい。

安全保障に関わる憲法問題とその問題とは、別個の問題です。同時並行的に議論を行っても一向に差し支えないです。あなたのおっしゃったような問題に関しては今のところは私はあまり関心は高くありません。関心のある方々同士で議論をお進めくださいませという気持ちが強いです。あなたのおっしゃった問題が大事であることは認めますが、それは安全保障に関わる憲法問題を放置したり先送りしたりする理由の正当化にはなり得ません。
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