イラクで日本人拘束

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自己責任論

投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/05/08 14:59 投稿番号: [170773 / 280993]
自分なりに判断してき、今は被害者擁護の立場をとっている。自己責任論の点でまだ議論の余地が有りそうなのでまとめてみました。ご意見いただきたく。

まず事の起こりを単純化してみると
(加害者)犯行グループの要求:日本は米国の協力者として、自衛隊の撤退
       (国策の変更を要求)
(被害者)日本政府:占領軍の一員として自衛隊を派遣した。
(加害者の担保)日本人3人の生命

いわば政府、3人(家族含む)とも被害者で人質の生死の鍵は政府が握っていた。
政府はいち早く要求に屈しないというボールを返した。(当事者であるとの認識をした)
同時に救出に全力を尽くすと表明(海外での邦人保護は国の責務)

「自己責任」は政策を決め特別法を作った政府(国)に有るのです。(撤退賛否は別ですが)
ここまでが理屈で明白です。日本人がどう抗弁しようと相手国の犯行グループに脅迫されているのです。

この後、実際には政府のボールの返し方に関し、家族の作法が「しきたり」からはずれていると見られた。このことは後に危険地域に立ち入り「自己責任」を棚に上げし、政府に責任転嫁したという批判につながる。(この点では肉親の切羽詰った心情と、国策の変更との比較で評価が別れる)

  では人質3人の自己責任とは?
危険地域に安易に入り込んだことを非難され、バッシングの原因のように言われているが
、拉致にあったのは結果論であって、異常なほどの落ち度とは言えないだろう。

ファルージャの状況は急激に悪化し、仮に3人でなくとも、あるは3人以上に慎重な行動をとっても拉致に巻き込まれた可能性は高い。(スンニ派の作戦の変更と供に、数多くの国の多数の人間が捕捉された)
また可能性としてだが、どんな安全措置をとったとしても銃撃・爆撃などの攻撃も考えられる。逆に、無事に通り抜けられた可能性だってある。あの状況下では女、子供がと評論するのはおかしい。

実際には高遠さんのイラクでの実績のおかげで助けられた、とも言えるだろう。政府も窮地に陥らずに済んだのだ。

その政府は解放前から殊更に自己責任を押し出し、いかにも迷惑そうな話にした。「責任の転嫁」は政府にこそ有ると言えるのではないか。解放後ですら国難を免れた安堵どころか、首相は無神経な発言で「責任の転嫁」を加速した。

この政府・世論といい自作自演説にとらわれた警察の取調べといい、この3人はどう感じただろうか?容易に想像できる。世論はこの上彼らに何を謝罪しろと言うのか?

この議論はどこを出発点にするかによって水掛け論になってしまう。自衛隊派遣の是非は別に議論するとして、少なくとも国の政策の持っているリスクが外部から脅かされたという共通認識に立ちたい。

私は、彼らをヒロー、ヒロインと見るつもりも無く、政府が何もしなかったと非難する積もりも無い。歴史上で評価されることかもしれないが、政府の努力はファルージャ停戦、米国の占領作戦変更の一要因になったと言える。イラク大使館の評価も良いし、逢沢副外務大臣も政府の失点をカバーしようと努力しているように見える。

だから、なおさら今何をすべきか冷静に考えてもらいたい。

長文、ご免
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