中国

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

私は妙玉だ

投稿者: wangjunhe720 投稿日時: 2004/07/15 19:11 投稿番号: [5964 / 66577]
  金、玉質の分け方は確かに一理ある。現実社会に照らし、男女問わず、そういう見方が成立するかもしれない。

  自分の人生や経験から、そういう選び方もあり得るし、only氏の言い分が分かります、私も。

  しかし『紅楼夢』は果たして、完全にそのような二者択一式の選び方で主人公の性格(精神の有り方)を描きあげたのだろうか。答えはノーだ。

  宝玉は身の回りに沢山集う女性の中から誰を選び、誰と運命を分ち過ごすだろうか。金の方ではなく、玉の方です。勿論単純に潔白だからという理由だけではない。

  妙玉の魔性はなんと言っても、その求道心にあるのではなく、その素直さにあるのだろう。つまり彼女も処女だ、人間だ。愛すべき相手がいるなら、身分はどうであれ、すべてを破滅してまでも求めていく気性だ。

  愛することは許されないと知りながらも、密かに愛す、燃えつくすタイプだ。所謂「塵心未泯」です。これは自分の本心にあくまで忠実するものです。

  黛玉は神女、仙女だ、最初から異質的な存在として登場した。だが、妙玉はそうではない。後に故あっての出家だ。大観園において、彼女の悪口を言う人がいても、彼女を馬鹿にする人は一人もいない。

  非常に残念でならないのは、彼女の結末が曹雪芹の筆によるものではなく、高鍔の代筆だ。

  曹氏は、妙玉が好きでしょう。好きでもなければそんなに沢山の筆墨を彼女に費さないだろう。

  結末は確かによくないと思う。それは彼女を悪い人物に仕上げようとするための筆致では有りません。それは大観園の主人公たちへのアイロニーである。

  男は恐らくみんなそうだろうに、年が幾つに重ねても恋心は不滅です。青春を呼び戻してくれる女性、一番愛すべき人であろう。

  この意味で私は妙玉だ。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)