Re: 「中華民族」とは何でしょうか?
投稿者: yukikon1995 投稿日時: 2006/05/20 02:31 投稿番号: [55297 / 66577]
kitaguninosaru1様。ご教示ありがとうございます。
「中華民族」という言葉についてお教え頂きありがとうございます。
早速梁啓超の著作を読ませていただきます。さて、中華民族という言葉の定義ですが、中日大辞典に2行掲載されていました。「漢族を主体とする全中国民族の総称」だそうです。勉強不足でお恥ずかしい限りです。
なぜ私が驚いたか?中華というものは本来、番夷と区別するためにつくられた概念だと覚えておりました。
つまり 中華VS蕃夷(東夷・西戎・南蛮・北狄)というものであったと思っておりました。特にこの区分けは、後の朱子学で重視されるものです。こんな事は先刻ご承知でしょうね。それで、現在の北京政府は蕃夷も含めて、「中華民族」という事になっていると解釈していると思って良いでしょうか?だとするとこれは語義矛盾ではないでしょうか?朱熹ならばどういうでしょうか?本来対立概念だったものを、中華に包括するという事は、では北京政府が考える蕃夷とはどこにあるのでしょうか?日本?ベトナム?韓国?モンゴル?ロシア?それとも全アジア人は中華民族に包括されるのでしょうか?日本人の私としては御免被りたいですが。いずれにしても梁啓超の書を読むのが大変楽しみです。
「道教」につきましては今本を探している最中です。整理が悪いためあちこちに本が散らばっているので、早急に探し出し、お知らせします。
「儒教」についてですが、以下は東京外語大学名誉教授の岡田英弘先生の説です。「儒教」と言うものは魯の末裔であった孔子が始めた、礼儀(葬儀)についての教えです。そして、それが中国語の漢字の特性で表意文字だったため、漢字を並べ立てただけでは意味が通じないので、統治に影響が出る。そこで、同じテキストを使っていた儒教の弟子達が、その意思疎通のために、雇用されたものです。ですから私は決して儒教を宗教だとは思っていません。しかし、祖先崇拝の儀式もあり、極めて半端な存在だと思っています。
大多数の漢民族と言う表現は、舌足らずでしたか?では、「漢民族の大多数が」と言うように変更させて頂きます。蛇足ですが、もちろん貴殿には先刻ご承知の事と思います。孫引きになりますがご容赦下さい。「中国人として育った私」西条正という方が書いていらっしゃいますが、彼が18歳の時中国の国籍法で日本か中国かを選ばねばならなくなった。それまでは戸籍には民族のところに日本と書いてある。中国籍を取る事にしたら、戸籍係が日本を消して漢族と書いたそうです。ちなみに満族と申請しても漢族にされる場合もあるそうです。貴殿の仰る通り、漢民族は一つではあると思いますが、中国の戸籍はどうなているのでしょうか?(出典 漢民族と中国社会、山川出版)
まあ、何を言っても貴殿とは平行線でしょう。私は大した勉強家ではありませんでしたが、学生時代は恩師から、中国の資料についてコテンパンにやられました。こちらは皇帝実録に書いてあるので、引用します。しかし、恩師に言わせると、「この報告書もいい加減なでたらめ」「だからなぜ行間を読まないか?書いていないことに真実があるんだ」とやられました。つまり、皇帝実録、二十四史でさえ、嘘を書いている、ごまかしをしているということを学びました。では、今の北京政府や中国人達は正直者でしょうか?
「中華民族」という言葉についてお教え頂きありがとうございます。
早速梁啓超の著作を読ませていただきます。さて、中華民族という言葉の定義ですが、中日大辞典に2行掲載されていました。「漢族を主体とする全中国民族の総称」だそうです。勉強不足でお恥ずかしい限りです。
なぜ私が驚いたか?中華というものは本来、番夷と区別するためにつくられた概念だと覚えておりました。
つまり 中華VS蕃夷(東夷・西戎・南蛮・北狄)というものであったと思っておりました。特にこの区分けは、後の朱子学で重視されるものです。こんな事は先刻ご承知でしょうね。それで、現在の北京政府は蕃夷も含めて、「中華民族」という事になっていると解釈していると思って良いでしょうか?だとするとこれは語義矛盾ではないでしょうか?朱熹ならばどういうでしょうか?本来対立概念だったものを、中華に包括するという事は、では北京政府が考える蕃夷とはどこにあるのでしょうか?日本?ベトナム?韓国?モンゴル?ロシア?それとも全アジア人は中華民族に包括されるのでしょうか?日本人の私としては御免被りたいですが。いずれにしても梁啓超の書を読むのが大変楽しみです。
「道教」につきましては今本を探している最中です。整理が悪いためあちこちに本が散らばっているので、早急に探し出し、お知らせします。
「儒教」についてですが、以下は東京外語大学名誉教授の岡田英弘先生の説です。「儒教」と言うものは魯の末裔であった孔子が始めた、礼儀(葬儀)についての教えです。そして、それが中国語の漢字の特性で表意文字だったため、漢字を並べ立てただけでは意味が通じないので、統治に影響が出る。そこで、同じテキストを使っていた儒教の弟子達が、その意思疎通のために、雇用されたものです。ですから私は決して儒教を宗教だとは思っていません。しかし、祖先崇拝の儀式もあり、極めて半端な存在だと思っています。
大多数の漢民族と言う表現は、舌足らずでしたか?では、「漢民族の大多数が」と言うように変更させて頂きます。蛇足ですが、もちろん貴殿には先刻ご承知の事と思います。孫引きになりますがご容赦下さい。「中国人として育った私」西条正という方が書いていらっしゃいますが、彼が18歳の時中国の国籍法で日本か中国かを選ばねばならなくなった。それまでは戸籍には民族のところに日本と書いてある。中国籍を取る事にしたら、戸籍係が日本を消して漢族と書いたそうです。ちなみに満族と申請しても漢族にされる場合もあるそうです。貴殿の仰る通り、漢民族は一つではあると思いますが、中国の戸籍はどうなているのでしょうか?(出典 漢民族と中国社会、山川出版)
まあ、何を言っても貴殿とは平行線でしょう。私は大した勉強家ではありませんでしたが、学生時代は恩師から、中国の資料についてコテンパンにやられました。こちらは皇帝実録に書いてあるので、引用します。しかし、恩師に言わせると、「この報告書もいい加減なでたらめ」「だからなぜ行間を読まないか?書いていないことに真実があるんだ」とやられました。つまり、皇帝実録、二十四史でさえ、嘘を書いている、ごまかしをしているということを学びました。では、今の北京政府や中国人達は正直者でしょうか?
これは メッセージ 55263 (kitaguninosaru1 さん)への返信です.
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