中国

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投稿者: doshirotojp 投稿日時: 2005/11/12 13:25 投稿番号: [46572 / 66577]
江沢民は靖国を対日外交のカードにした。胡錦涛主席はほんとうのところこの手法を踏襲したくなかったと思う。胡主席とその周辺は、さきの衆議院選挙で小泉首相が圧勝したのは日本国民の嫌中感情が作用したからにちがいないと冷静に分析していたはずだ。八月十五日、靖国に二十万人を超える参拝者がつめかけたのも中国のおかげである。中国の靖国外交は小泉ジャパンを利するばかりという皮肉な結果になっているのである。

  中国の靖国外交が破綻したのは、対日外交担当者らが、小泉首相のキャラクターや状況の変化を見抜けなかったからにほかならない。いくつか事例をあげてみたい。

  一つ、小泉首相に「桃作戦」は通じなかった。

  中国は目星をつけた外国の政治家をとことん大切にする。現職を退いたあとも、その待遇を変えないのが特徴だ。これは現職時代に中国のために尽くしてくれれば、それは一生つづく、ということを他の政治家にもそれとなく伝えるためでもある。

  こういう見方は呉稼祥氏という中国共産党中央宣伝部に勤務していた元中堅官僚が書いた『中国権力構造の謎』(大原啓子訳、徳間書店)から拝借した。

  呉氏によれば、各国の引退した国家元首や政府首脳を「中国人民のよき友人」として中国に招待するやり方は、中国が長い間一貫して続けてきた外交政策だという。かれらは最高級ホテルのプレジデンシャルスイートに滞在し、風光明媚な観光名所を見て回り、良質の茅台酒を味わい、美女の接待を受ける、というわけだ。

  もし外国首脳が梨を投げてよこせば、中国側は桃を投げて与えるのだという。かれらが在任期間中に中国にとって「親」のような存在であってくれれば、退任しても相手を丁重に扱う。これは外国の現職の首脳にみせるお芝居でもある。かれらが中国に梨を投げてよこすために、見せつけるというわけだ。もし梨をよこせば、辞めたあとにごほうびが待っている。訪中したとき、たっぷり桃をうけとることができるというわけだ。

  小泉首相には、この手は通用しないのである。

→つづく
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