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ご回答を戴きました。

投稿者: wangjunhe720 投稿日時: 2003/12/10 00:32 投稿番号: [3231 / 66577]
  ご親切なご解答を戴き有難うございます。

  さすが、ご要求は高い。昔の発音、特に唐時代の発音というのは?今は誰でしょう?
音楽との関係が深い宋詞というジャンルがありますね。その詞(詩余、曲とも)の古音を再現してくれる中央音楽学院の殷先生が確かに今もご健在ですが。でも宋の時代と言っても余にも長い歳月の落差に掛け橋になるのかな?ただし今でいうと音譜というのが残存していますから、それを研究なさっているから、曲に合せている処、まんざらでもなさそうですね。

  李商隠は私も大好きです。確かに仰るところは読み所ですね。私はなぜお聞きしたかと言うと、神話との関連です。詳細は好いにしますが、確かに死んだご夫人への思いは並大抵ではないが、しかし詩の中に描かれた女性は、神女の面影が浮かんできませんか?特に「錦瑟」と「無題」辺りは。私が言いたいのは、そこに神話の話型が潜んでいる、ということです。それが二次神話になり、絶えずに彼ら詩人の想像力に刺激を与えつづけるのではないか、と思います。akiさんの仰る「目くるめく陶酔」感は、神話の余韻と見てもいいでしょう?

  akiさんの前に自己顕示のつもりではありませんよ。誤解なさらないよう。この辺はアメリカの研究者をも虜にしたのよ。最も文献的意味でよく整理してくれたのは白川静先生です。(『白川静著作集』6「神話と思想」平凡社)後は中公新書『中国の神話』、中央公論社『中国古代の文学―神話から文学へ』第一巻)。実際、この辺に付いて国文学研究の方でもあまりはっきりしていなくて、そのために白川に手を出したのですが、偶然にakiさんは李商隠を言い出して、私もついに聞きたくなって、というわけ。

  白川静「字書三部作・字統・字訓・字通」、買ってません。冗談じゃないよ。CD化を待っています。行く行くそうなるのじゃないか?何せ、本に泣かせる毎日ですよ。

  後はサービス。
  思ひかね草の原とてわけ来ても心をくだく苔の下かな
  草の原わくる涙はくだくれど苔の下にはこたへざりけり

  二首とも俊成の『長秋草』より、亡き妻美福門院加賀への思いの作です。

  長くなりました。今日はこれでお休みなさい。
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