中国

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無題

投稿者: twaptng 投稿日時: 2004/10/15 22:29 投稿番号: [13840 / 66577]
中国が太平洋への出口を求めており、バシー海峡こそその最も理想的な通路である。中国による台湾占拠が成功すれば,中国は一挙にその願望を達成することができる。中国にとっての利益はそれに止まらない。貿易立国日本の生命線にあたる西南航路をも扼することができるのだ。この航路は東南アジア、南アジア、アフリカ、中近東、ヨーロッパという広汎な地域をカーバーしている。台湾海峡(バシー海峡を含む)を通過する一般貨物を除外してなお、年間2億5000万トンの原油がここを通り、そのうちの1億7500万トンは、石油をがぶ飲みして生きている日本に渡るのだ。

中国は、スプラトレイ群島を奪うことによって、南シナ海を内海化し、そして南西航路をズタズタにすることができるが、台湾海峡(バシー海峡を含む)を扼すれば、このような効果のほかに、太平洋への銀座通りを確保し、海軍国家としての道も拓けてくる。中国の台湾奪取の野望は、あに台湾に対する領土的野心のみに止まらないのである。

スプラトレイ群島、台湾を取れれば、東南アジアでの中国の威信はいやが上にも高揚する。ゼロサム的に、米日のそれは低下する。ひいては、それは国際情勢構造上の変化をもたらすはずだ。

中国の東アジアでの大躍進を、内部に華僑問題を抱える東南アジア諸国が、この事態の出来を望んでいるとは思えない。台湾の帰趨は、「台湾問題」と言うよりも、「中国問題」、「中国の脅威」と言い換えるほうが正しい。
中華人民共和国はその樹立以来、一日たりとも台湾に支配権力を及ぼしたことはない。その反面、台湾は独自に民主改革を推進し、本来の「中華民国」から「台湾中華民国」体制に転換、国連機関から疎外されながらも、「独立国」の体裁を保ってきた。「台湾は主権独立国家である」、「中華民国は主権独立国家である」という言い方は、台湾の政府当局によって互換的に使用されている。しかし、制度、国民の意識、国際的受容度の各面から勘案するかぎり、台湾もしく中華民国は「事実上の国家」の域から脱却できないでいると断定せざるを得ない。台湾が確固たる独立国であることが、台湾の安保の最大の武器であることを、台湾の人たちも、友好国も知らないわけではないが、いずれも頬被りし、事実上の独立状態、現状維持こそ台湾海峡の平和を保つ最高の方策であると思い込むように心掛けているようだ。

台湾が独立すれば、中国が攻めてくるという強迫観念は一種の顕教にすらなっている。それが、「中華民国は独立主権国家である」という言い方と矛盾していることに気づいていないかのようだ。現状の中華民国維持は、台湾国、台湾共和国への移行とは、対中刺激度が違うと言いたいのであろうが、2000年2月に中国が発表した「台湾白書」が、中華民国の際限のない維持をも容認できないと明記していることに注目すべきである。

台湾は自分自身の願望を全世界に明示する必要がある。それはむしろ「義務」だ。領土範囲はおろか、領海線でさえ示し得ないでいる「台湾中華民国」が、中国の理不尽さをいくら強調しても、友好国は傍観以外に成す術はない。自分自身が何者であるかを、はっきりと対外的に示すことが、友好国にとって、取るべき対応策の初動条件になる。
過去半世紀来の米日両国の中国政策に台湾がカードとして利用されていると思うのは、あまりにも短絡的である。米日両国の政府当局は、台湾の軍事的、経済的重要性を充分に認識していると見るべきだろう。

かてくわえて、ここ十数年来の台湾の自由化、民主化の成果は、台湾という場を借りて、自由民主主義世界の広まりに貢献している。自由民主主義を国是とする国ぐにが、台湾を見捨て、中国の蹂躙に任せることがあれば、これは、これらの国ぐにの価値観の大転換を意味することになろう。

したがって、米日両国は、台湾との関係を対中関係の関数とは見なさないで、独立した対象とすべきだ。自由民主主義体制に入った台湾を、独立した外交関係の対象とすべきである。台湾を国としての要素を兼ね備えた国際社会の主体のひとつであるとし、自国と自由民主主義価値を共有する仲間として遇すべきであろう。弱い人間は、ことさら友人からの激励が必要である。この道理は国レベルにも妥当する。

人間が社会を形成するのは、孤独がいやだからであり、孤独の不利を認識しているからである。人間社会から疎外され、孤独に追いやられれば,いかなる人も苦しむはずだ。人間社会は孤独な人を群れに呼び込む努力や教育をしているではないか。今の米国、今の日本には台湾を国際社会に誘い込む能力があり、それを実行に移すことは、自国の国益にも叶うし、弱気な台湾に対する激励にもなり、東アジアの平和にも貢献するはずである
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