主権国家論
投稿者: twaptng 投稿日時: 2004/10/11 23:03 投稿番号: [13657 / 66577]
以上のような説明ですと、台日間に暗雲がたちこめているような印象を与えますが、その実、両者間の関係はけっしてわるくはありません。私には、両者は運命共同体に近い関係にあるとの認識がありますから、もっと関係を改善できないかなと、焦燥感に駆られるのです。
自国の防衛は自己責任、これは正論であります。だが、あの超大国米国でさえ、同盟国、友好国を必要としていることを忘れてはいけません。台日両者のばあい、同盟関係はなく、外交関係さえもございませんが、安全保障上、台日両者は互いに相手から恩恵を蒙っているのでございます。
一九五二年の日米安保条約は第一条で「極東における国際の平和と安全の維持に寄与」すると規定、一九六〇年の新安保条約は、前文で「両国が極東における国際の平和および安全の維持に共通の関心を有する」と謳い、間接的ながら、条約の適用範囲は極東(the Far East)であることを示しています。では極東とはどこでしょうか。国会での質疑に政府は明言を避けましたが、一九六〇年二月二十六日に内閣統一見解を発表、極東の範囲は「大体において、フィリピン以北ならびに日本およびその周辺の地域であって、韓国および台湾を含む」ことを明らかにしました。この内閣統一見解はその後,変更や廃止されたことはございませんので、現在も有効です。台湾はずっと日米安保条約の恩恵を蒙ってきたのであります。
台湾はその地理的位置だけでその存在価値は計り知れません。台湾が中華人民共和国に取られますと、台湾海峡は中国の内海になってしまいます。中国はすでに南シナ海で着々と手を打ち、南シナ海の内海化をすすめてきました。日本の南西航路は台湾海峡、南シナ海、マラッカ海峡からインド洋に抜けます。このルートは石油輸送だけ考えても、日本の生命線です。台湾の軍事力プレゼンスは、台湾海峡防衛のかなめなのです。台湾の防衛力は自身のためのみでなく、日本にも役立っています。余談になりますが、ある左翼系の大学教授は台湾人聴衆の質問に怒り心頭、「台湾〔防衛〕から引き揚げるぞ」とのたもうたとのこと、これは台湾防衛が日本の国益になっていることを認識していない一例であります。日本は台湾海峡に派兵していませんので、引き揚げるべきものはないし、日米安保の適用範囲から台湾をはずせとはいっても、これは日本の国益に反するでしょう。
今後どうすべきか、「左翼」とは、マルクス、レーニン主義、毛沢東主義を信奉する人たちでありますが、私は「右翼」とは何か、わかりません。民族主義者?憲法改正論者?国を愛する人たち?羽織はかま愛用者?とにかく私にはよくわかりません。ただ、台湾に深い関心を持つ日本人はしばしば右翼勢力だと非難されます。中華人民共和国の意に反して台湾を愛する日本人は、しばしば「右翼だ」と揶揄され、これが、台湾への関心を殺ぐ原因の一つになっています。残念なことであります。ご来場のみなさん、こんなデマゴーグに惑わされないで、おおいに台湾に関心をお寄せください。台湾との付き合いにおいて、「普通の国と国との関係」をめざせばよいのです。日本人は日本の国益を考え、台湾人は台湾の国益を考える。これですべてがおさまります。台湾と日本のそれぞれの国益は相当に近いのですから、それが一番よろしい。中国に慮るばかりですと、日本のためにならず、当然台湾のためにもならないのです。おたがいに頑張りましょう。
自国の防衛は自己責任、これは正論であります。だが、あの超大国米国でさえ、同盟国、友好国を必要としていることを忘れてはいけません。台日両者のばあい、同盟関係はなく、外交関係さえもございませんが、安全保障上、台日両者は互いに相手から恩恵を蒙っているのでございます。
一九五二年の日米安保条約は第一条で「極東における国際の平和と安全の維持に寄与」すると規定、一九六〇年の新安保条約は、前文で「両国が極東における国際の平和および安全の維持に共通の関心を有する」と謳い、間接的ながら、条約の適用範囲は極東(the Far East)であることを示しています。では極東とはどこでしょうか。国会での質疑に政府は明言を避けましたが、一九六〇年二月二十六日に内閣統一見解を発表、極東の範囲は「大体において、フィリピン以北ならびに日本およびその周辺の地域であって、韓国および台湾を含む」ことを明らかにしました。この内閣統一見解はその後,変更や廃止されたことはございませんので、現在も有効です。台湾はずっと日米安保条約の恩恵を蒙ってきたのであります。
台湾はその地理的位置だけでその存在価値は計り知れません。台湾が中華人民共和国に取られますと、台湾海峡は中国の内海になってしまいます。中国はすでに南シナ海で着々と手を打ち、南シナ海の内海化をすすめてきました。日本の南西航路は台湾海峡、南シナ海、マラッカ海峡からインド洋に抜けます。このルートは石油輸送だけ考えても、日本の生命線です。台湾の軍事力プレゼンスは、台湾海峡防衛のかなめなのです。台湾の防衛力は自身のためのみでなく、日本にも役立っています。余談になりますが、ある左翼系の大学教授は台湾人聴衆の質問に怒り心頭、「台湾〔防衛〕から引き揚げるぞ」とのたもうたとのこと、これは台湾防衛が日本の国益になっていることを認識していない一例であります。日本は台湾海峡に派兵していませんので、引き揚げるべきものはないし、日米安保の適用範囲から台湾をはずせとはいっても、これは日本の国益に反するでしょう。
今後どうすべきか、「左翼」とは、マルクス、レーニン主義、毛沢東主義を信奉する人たちでありますが、私は「右翼」とは何か、わかりません。民族主義者?憲法改正論者?国を愛する人たち?羽織はかま愛用者?とにかく私にはよくわかりません。ただ、台湾に深い関心を持つ日本人はしばしば右翼勢力だと非難されます。中華人民共和国の意に反して台湾を愛する日本人は、しばしば「右翼だ」と揶揄され、これが、台湾への関心を殺ぐ原因の一つになっています。残念なことであります。ご来場のみなさん、こんなデマゴーグに惑わされないで、おおいに台湾に関心をお寄せください。台湾との付き合いにおいて、「普通の国と国との関係」をめざせばよいのです。日本人は日本の国益を考え、台湾人は台湾の国益を考える。これですべてがおさまります。台湾と日本のそれぞれの国益は相当に近いのですから、それが一番よろしい。中国に慮るばかりですと、日本のためにならず、当然台湾のためにもならないのです。おたがいに頑張りましょう。
これは メッセージ 13656 (twaptng さん)への返信です.
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