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異論あり

投稿者: aki_fumika 投稿日時: 2004/09/02 22:15 投稿番号: [4235 / 16409]
>台湾語表記法は他にも有りますが、「教会ローマ字」と「総督府式カタカナ」が、長年の歴史があり、色々な「約束事」も確定していると言う意味で妥当<

発声音の表記法として、教会式ローマ字の場合、記述法と実際の音との「ズレ」をどう解決するかが問題。
また、同じ表記で、「違う発声音」を表すのは、記述法を主にし、音声を従にしているものであり、音声から見た場合、実際を反映していない。
実際には、万国音標記号をもちいて、音を表すべきなのだが、書き言葉としての台湾語をどうするか、の問題も出てくるので、一長一短であるが、「ズレ」はおかしいので改良すべき。

カタカナ表記は、システムとして不全。
すべてをカタカナで表すことで、当然、強い音、弱い音などの表記に、無理が生じ、勢い、付属記号を必要とするわけ。それが表記システムを複雑なモノにしている。
さらに、総督府版の辞典は、昭和初期の台湾語であり、現行の台湾語の発音とは差異があると思われます。これは、口語としての台湾語の宿命です。


書き文字・音・声調を、同時に表すにはどうしたらよいか、という点から見れば、それぞれに一長一短があるが、古い。

これらシステムは、「約束事を確定」しているのではなく、不完全なシステムの補助としての約束事を強要しているだけ。
ですから、なるべくシンプルな、単純な発音表記システムが必要なわけ。

さらに、伝統的な外国語学では、音声学・記号学などの面からの考察が、当然為されていないので、必然、最新成果を取り入れていない。
また、声調のシステムについての考察も為されていない。

ということで、私は、現時点では、樋口氏の「台湾語会話」はお勧めします。

まあ、台湾語だけでなく、口語(Oral Language)、話し言葉として流通している言語の場合、どの時点での言語を標準とするか、かなり深い考察が必要と思われます。
その点では、台湾語研究はまだまだ、スタート地点ですよ。

辞書一冊つくるのでも、そうした「吟味」をきちんとシステマティックにしているものは無いと思いますが。。。

まあ、そうした意味でも、音を捉える努力をしているのが、エール大の中国語の入門教材です。

また、台湾語でも、発音表記システムについては、さまざまな新しい試みがなされているので、参考にはなります。

ま、樋口、村上両氏の参考書が最良なのでしょうが、あくまでも、伝統的外国語参考書、としてです。

言語習得システムとしての考察は両書とも、まだまだです。
その部分の理論は欠落していると言って良い。

以上、簡単ですが、異論として。。。
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