北京五輪、開会式欠席、欧州諸国が続々と①
投稿者: usero_yaboo_hebaritsuki 投稿日時: 2008/03/29 09:37 投稿番号: [2659 / 30899]
《五輪開会式 出席か否か》
『人権のEU 揺れる 〜 対中国 高い経済依存』
【ロンドン=森千春、ブリュッセル=尾関航也】欧州が、チベット情勢への対応で揺れている。人権擁護を旗印としてきた欧州連合(EU)諸国にとって、中国当局のチベット自治区での行動は看過することはできない。その一方で、経済大国として浮上する中国との関係を悪化させたくないという事情があり、欧州の指導者たちは、「人権」と「実益」のはざまで難しいかじ取りを迫られている。
チベット自治区での暴動を受けて、EUの当初の公式姿勢は、中国政府とチベット自治区住民の双方に自制を求めるという中立的なものだった。しかし、強権を用いて暴動を鎮圧した現地の状況と、チベット仏教最高指導者ダライ.ラマ14世を一方的に非難する中国当局の強硬姿勢が報道されるにつれ、中国に批判的な世論が高まり、これに指導者がひきずられる形で、北京五輪開会式ボイコットがじわじわ広がった。
特に、1980年代まで、共産党独裁体制のくびきにつながれていた旧東欧.バルト諸国では反発が強く、ポーランドなどの首脳による開会式への欠席表明につながったようだ。
元チェコスロバキア大統領のバツラフ.ハベル氏は、「中国当局のチベットにおける抗議への対応は、(東欧で共産主義体制が崩壊した)1989年以前の全体主義を想起させる」とのアピールを発表した。
EUは、加盟候補国のトルコにクルド民族の権利尊重を求めるなど、少数民族問題を重視。中国に対しても、95年から24回におよぶ「人権対話」で表現.信仰の自由の確保を促すなど、人権状況改善に取り組んできた経緯があり、チベット自治区における人権抑圧を看過することは、自己矛盾をさらけだすことになる。
なかでも28日に開会式欠席を表明したドイツのメルケル首相は、人権問題に強い信念を持つことで知られる。共産党独裁体制下の旧東独で育ち、1989年に民主化運動に参加した経歴が反映している。昨年9月には、対中関係への悪影響を懸念する政府内の反対を押し切って、ダライ.ラマと首相府で会談。中国政府が反発して一時、独中関係が冷却化した。
ただ、EU加盟国の首脳は今のところ、中国政府にダライ.ラマとの対話を求めつつも、競技のボイコットは検討せず、五輪の成功自体には協力する姿勢だ。
EUが慎重になるのは、欧州経済の中国への依存度が高まっているという実利上の事情がある。EUの対中輸出は2002年に約350億ユーロだったのが、07年には約720億ユーロと、5年間で倍増している。
英国の研究機関「欧州改革センター」のボボ.ロー中国.ソ連部長は、「欧州の指導者たちは、チベット住民に同情的な自国民を満足させつつ、中国を怒らせないようにするという、綱渡りをしている」と表現する。
4月6日にロンドン、7日にパリで予定されている聖火リレーは、中国に対する抗議活動の機会となると見られ、当面、欧州では、チベット問題をめぐる緊張が続きそうだ。
『中国、チベット僧100人拘束』
【北京=牧野田亨】インドに拠点を置く民間活動団体(NGO)「チベット人権民主化センター」は28日、中国四川省アバ県にあるチベット仏教寺院に中国の治安部隊が踏み込み、僧侶ら100人以上を拘束.連行したと伝えた。
同センターによると、治安部隊は建物内の各部屋を捜索してチベット仏教最高指導者ダライ.ラマ14世の肖像画などを押収した。この仏教寺院の僧侶たちは今月16日にチベット暴動鎮圧に反発して中国当局に対する抗議デモを行い、同センターの発表では23人が死亡した。
『チベット副主席 僧侶の発言批判』
【北京=牧野田亨】中国国営新華社通信は28日、中国政府の案内でチベット自治区ラサを取材中の外国メディア取材団に僧侶たちが「チベットに自由はない」などと訴えたことについて、バイマチリン自治区副主席が「彼らの言ったことは事実ではない。国際世論をミスリードしようとした」と批判したと報じた。
ただ、僧侶たちの発言内容は一切伝えておらず、「彼らの言ったこと」が何か、記事だけでは不明。当局が僧侶たちの発言にいかに神経をとがらせているかをうかがわせる。
『人権のEU 揺れる 〜 対中国 高い経済依存』
【ロンドン=森千春、ブリュッセル=尾関航也】欧州が、チベット情勢への対応で揺れている。人権擁護を旗印としてきた欧州連合(EU)諸国にとって、中国当局のチベット自治区での行動は看過することはできない。その一方で、経済大国として浮上する中国との関係を悪化させたくないという事情があり、欧州の指導者たちは、「人権」と「実益」のはざまで難しいかじ取りを迫られている。
チベット自治区での暴動を受けて、EUの当初の公式姿勢は、中国政府とチベット自治区住民の双方に自制を求めるという中立的なものだった。しかし、強権を用いて暴動を鎮圧した現地の状況と、チベット仏教最高指導者ダライ.ラマ14世を一方的に非難する中国当局の強硬姿勢が報道されるにつれ、中国に批判的な世論が高まり、これに指導者がひきずられる形で、北京五輪開会式ボイコットがじわじわ広がった。
特に、1980年代まで、共産党独裁体制のくびきにつながれていた旧東欧.バルト諸国では反発が強く、ポーランドなどの首脳による開会式への欠席表明につながったようだ。
元チェコスロバキア大統領のバツラフ.ハベル氏は、「中国当局のチベットにおける抗議への対応は、(東欧で共産主義体制が崩壊した)1989年以前の全体主義を想起させる」とのアピールを発表した。
EUは、加盟候補国のトルコにクルド民族の権利尊重を求めるなど、少数民族問題を重視。中国に対しても、95年から24回におよぶ「人権対話」で表現.信仰の自由の確保を促すなど、人権状況改善に取り組んできた経緯があり、チベット自治区における人権抑圧を看過することは、自己矛盾をさらけだすことになる。
なかでも28日に開会式欠席を表明したドイツのメルケル首相は、人権問題に強い信念を持つことで知られる。共産党独裁体制下の旧東独で育ち、1989年に民主化運動に参加した経歴が反映している。昨年9月には、対中関係への悪影響を懸念する政府内の反対を押し切って、ダライ.ラマと首相府で会談。中国政府が反発して一時、独中関係が冷却化した。
ただ、EU加盟国の首脳は今のところ、中国政府にダライ.ラマとの対話を求めつつも、競技のボイコットは検討せず、五輪の成功自体には協力する姿勢だ。
EUが慎重になるのは、欧州経済の中国への依存度が高まっているという実利上の事情がある。EUの対中輸出は2002年に約350億ユーロだったのが、07年には約720億ユーロと、5年間で倍増している。
英国の研究機関「欧州改革センター」のボボ.ロー中国.ソ連部長は、「欧州の指導者たちは、チベット住民に同情的な自国民を満足させつつ、中国を怒らせないようにするという、綱渡りをしている」と表現する。
4月6日にロンドン、7日にパリで予定されている聖火リレーは、中国に対する抗議活動の機会となると見られ、当面、欧州では、チベット問題をめぐる緊張が続きそうだ。
『中国、チベット僧100人拘束』
【北京=牧野田亨】インドに拠点を置く民間活動団体(NGO)「チベット人権民主化センター」は28日、中国四川省アバ県にあるチベット仏教寺院に中国の治安部隊が踏み込み、僧侶ら100人以上を拘束.連行したと伝えた。
同センターによると、治安部隊は建物内の各部屋を捜索してチベット仏教最高指導者ダライ.ラマ14世の肖像画などを押収した。この仏教寺院の僧侶たちは今月16日にチベット暴動鎮圧に反発して中国当局に対する抗議デモを行い、同センターの発表では23人が死亡した。
『チベット副主席 僧侶の発言批判』
【北京=牧野田亨】中国国営新華社通信は28日、中国政府の案内でチベット自治区ラサを取材中の外国メディア取材団に僧侶たちが「チベットに自由はない」などと訴えたことについて、バイマチリン自治区副主席が「彼らの言ったことは事実ではない。国際世論をミスリードしようとした」と批判したと報じた。
ただ、僧侶たちの発言内容は一切伝えておらず、「彼らの言ったこと」が何か、記事だけでは不明。当局が僧侶たちの発言にいかに神経をとがらせているかをうかがわせる。
これは メッセージ 2363 (usero_yaboo_hebaritsuki さん)への返信です.
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